低酸素血症の患者に酸素投与をしても、SpO2が改善しなかった経験はありませんか?
呼吸不全に対する最も簡単な介入は酸素投与ですが、
それだけでは改善しないことも多く経験します。
そんな時、呼吸不全に至ったメカニズムを推定できるようになると、
酸素投与以外に有効な介入を見つけることができるようになります!
スライドに登場するイラストは、イラストレーター角野ふち様と協力し作成した完全オリジナルです◎
日々の診療のお役に立てれば幸いです!
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アンター株式会社COOの西山様含め、
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以下、スライドの文章まとめです。URL等参考にしていただれば幸いです◎
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Primary Survey 呼吸(B)の異常【メカニズムの評価を中心に】
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Primary Survey ABCDEアプローチ 酸素の需要供給バランスを保つ
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Primary Survey ABCDEアプローチ 酸素の需要供給バランスを保つ
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目次 ①呼吸の評価 ②酸素療法 ③呼吸不全のメカニズム
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目次 ①呼吸の評価 ②酸素療法 ③呼吸不全のメカニズム
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気道に問題がない時は呼吸を評価 酸素化・換気・呼吸仕事量の評価
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呼吸の評価≠肺の評価 ガス交換だけでなくメカニズムにも注目 換気 酸素化
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酸素化・換気の指標 換気 PaCO2 酸素化 PaO2
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呼吸不全の分類 酸素化 O2 換気 CO2 PaO2:60mmHg以下 (FIO2:0.21) Ⅰ型呼吸不全 PaCO2<45mmHg Ⅱ型呼吸不全 PaCO2≧45mmHg 酸素化× 酸素化× 換気×
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呼吸仕事量は 身体所見で見抜く!
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目次 ①呼吸の評価 ②酸素療法 ③呼吸不全のメカニズム
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経鼻カヌレ 10L/min リザーバーマスク 4L/min 本当に正しい…?
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酸素デバイスの正しい使用方法
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Wash out 効果 鼻カヌラ1L/min リザーバ10L/min 呼気を洗い出し再呼吸を避ける!
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目次 ①呼吸の評価 ②酸素療法 ③呼吸不全のメカニズム
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疾患と一対一対応の介入を 丸暗記するのはNG! 心不全=NPPV …?
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酸素投与だけでは改善しない呼吸不全は メカニズムから介入を考える
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呼吸不全のメカニズムは大きく4つ PaO2:60mmHg以下 (FIO2:0.21) Ⅰ型呼吸不全 PaCO2<45mmHg Ⅱ型呼吸不全 PaCO2≧45mmHg ①V/Qミスマッチ ②シャント ③拡散障害 ④肺胞低換気
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Ⅰ型呼吸不全は肺胞に注目 換気量(V)と血流量(Q)の比率 ガス交換の効率に注目 換気量 (Volume) 血流量(Quantity) ガス交換
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①V/Qミスマッチ(Ⅰ型呼吸不全) 血流量(Quantity) 換気量 (Volume) 心原性肺水腫 肺胞出血 肺塞栓
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Low V/Q が進展すると ②シャント(Ⅰ型呼吸不全) 心原性肺水腫ARDS 無気肺 酸素投与のみでは 改善が乏しいことが多い
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Low V/Q と シャント を区別する理由 (完全に肺胞が虚脱してしまっている)シャント部分 ➡全くガス交換されない ➡肺胞内に空気を取り込ませるための介入が先決
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ベッドサイドでのシャントへの介入 ➡患側を意識した体位変換
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③拡散障害(Ⅰ型呼吸不全) 間質の線維化・肥厚➡ガス交換の効率↓ 細菌性肺炎 間質性肺炎
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④肺胞低換気(Ⅱ型呼吸不全) 肺以外にも注目して 低換気の原因を検索 + 人工呼吸 マスク換気考慮 ※Ⅰ型呼吸不全 ➡呼吸筋疲労による肺胞低換気
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呼吸不全のメカニズムまとめ
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