『みんなの救命救急科』

みんなの救命救急科

全ての医療従事者・医療学生に伝えたい
救急のエッセンスを凝縮しました。

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みんなの救命救急科とは?

まずはABCD が安定していることを確認した後に,○○の検査を施行し…

みなさんはこのような書き出しから始まる救急診療の参考書を、
きっと一度は読んだことがあるのではないでしょうか?

腹痛であれ、失神であれ、どんな患者さんであっても、
まずはA(気道)・B(呼吸)・C(循環)・D(意識)を評価し、
安定化させるABCD アプローチを行うのが救急診療の基本です

とはいえ、ABCD の評価と安定化こそが救急診療において最も難しい
のもまた事実

総論的な解説を読んでみても結局よくわからないと感じたことはありませんか?

様々なハンドブックや参考書を勉強しても、なぜか上手に救急診療ができないのは、

ABCD アプローチを真に理解できていないからなのです

本書は研修医や若手医師だけでなく、
全ての医療従事者や医療学生が

ABCD アプローチについてより深く学習できる
文字通り “みんなの” ための一冊です


①悩みながらも懸命に働く研修医達と共に救急外来診療を追体験し
臨場感を持って学ぶことができます

②からだずかん(Instagramフォロワー6.6万人超)でおなじみ、大人気現役看護師イラストレーターの角野ふち様による合計240点にもわたるイラストで、視覚的にポイントを学ぶことができます.

③専門家の視点からの本音とノウハウが凝縮された、各科専門医の先生方の豪華コラムも数多く掲載しています。

読み終えたその日からABCD アプローチを実践できるよう、
初期診療で必要な思考回路を徹底的に掘り下げた本を目指しました。

応援を待つ間に実践すべき具体的なアクションプランや、
一見安定しているように見える重症患者を見逃さない診察の型を学ぶのが本書の目的です。

本書で学べる項目(目次紹介)

【総論】

primary survey / ABCDアプローチ / 救急診療の総論

【Airway 気道】

気道の異常 / 気道の評価 / 基本的な気道確保 / マスク換気

気管挿管の適応 / 気管挿管の戦略 / 気管挿管(手技) / 外科的気道確保

【Breathing 呼吸】

呼吸の異常 / 呼吸の評価 / 呼吸不全のメカニズム / 呼吸不全の鑑別

酸素療法 / 人工呼吸の適応 / NPPV / 人工呼吸管理中の換気困難 / 胸腔ドレナージ

【Circulation 循環】

循環の異常 / 循環の評価 / 末梢静脈路確保 / ショックの治療原則

ショックの分類 / ショックの鑑別 / カテコラミン

動脈圧カテーテル留置 / 中心静脈カテーテル留置

【Dysfunction of CNS 意識】

意識の異常 / 意識の評価 / 意識障害の鑑別

脳梗塞の初期対応 / けいれんの初期対応

【CPR 心肺蘇生法】

BLS / ALS

【補足】

血液ガス分析

想定される読者へのメッセージ

臨床現場での治療内容の詳細を理解するのは難しいと感じるかもしれません。

細かな疑問や難解な内容は無理に立ち止まって理解しようとせず、まずは救急診療やABCD アプローチの全体像をつかみましょう。

救急医療の基本概念が理解できれば、国家試験の問題の問題も根拠をもって解答できるようになるはずです。

【医療系学生(医学生・看護学生)】

第一目標は、“救急外来で動けるようになる”ことだと思います。

まずはprimary surveyで、重症の場合に上級医を呼べることが第一目標です。
末梢静脈路確保や血液ガスの解釈など、初動で重要な手技や検査も少しずつマスターしていきましょう。

初期研修医1年目

ABCD アプローチを実践し,助けが来るまで何とか生命を維持できるスキルを身に着けましょう。
初期研修終了後、施設によっては一人で当直をすることもあるかもしれません。
一人でもまずは重症患者を安定化させられるように、 治療方針の決定に必要な検査をマスターしつつ、生命維持に必要な介入の幅をどんどん広げていきましょう。

初期研修医2年目

知っている内容も多いかもしれませんが、慣習的に行っていたABCD アプローチでも知らなかったこともあるはずです。
加えて、本書では救急診療を志すうえで知っておきたい高度な内容も随所に織り込んでいます。習得して診療の質を高めましょう。

【後期研修医あるいはそれ以上の年次の医師】

第一印象やprimary survey の身体診察は救急外来だけでなく病棟でも非常に役立ちます。
それぞれの異常のメカニズムを理解することで,ベッドサイドでできる介入の幅も広がるでしょう。
また、挿管や中心静脈カテーテル留置といった手技解説の項では、準備の手順から徹底的に解説していますので、処置介助の予習復習にもご活用ください。

看護師

Primary survey やBLS は、病院前でも非常に重要です。

モニターの数値に頼らない身体診察の知識を深め、より質の高い評価と介入を目指しましょう。また、病院前の情報をもとに医療スタッフが何を考え、どんな準備をしているかを各章のブリーフィングで学べます。

救急隊

 

 

救急外来診療、院内急変に苦手意識を持つみなさまが、少しでも自信をもって診療にあたることができるよう、願いを込めて執筆しました。

是非一度、ご一読していただけると嬉しいです。

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