心房細動は、心臓の上室系でたくさんの信号が不規則に出現したときに
出現する不整脈です。それらの信号のうち、房室結節が数回に1回の割合で
心室に伝達することで心室は不規則に収縮します。
このように、心房細動の波形を読む時のキーワードは、
RR不整、narrow QRS、f波(細動波)の3つでしたね。
心房細動の心電図の基本について学びたい方はこちら👇
心房細動の心電図波形で注意すべき変更伝導について学びたい方はこちら👇
心房細動を救急外来で見た時の対応のポイントはいくつかあります。
具体的には、この5つを思い浮かべながら対応を進めましょう。
血行動態が破綻している心房細動の場合、第一選択 は電気的除細動
となります。
QRS同期下に100J以上で直流除細動で施行しましょう。
電気的除細動に伴う血栓症のリスクは1~5%といわれており、
事前に約3週間以上の抗凝固療法 or 経食道心エコーでの血栓有無の評価が
推奨されていますが、循環動態が不安定な場合は
速やかに行うことを躊躇してはなりませんね。
発症時間に応じた除細動時の抗凝固についてはお示ししているとおりです。
発症のタイミングで動悸が出現しているなど、明らかな場合以外は基本的に48時間以上継続している可能性があると判断し抗凝固療法を検討しましょう。
一方で、除細動が必要な場合というのはいわゆる心原性ショックの状態です。
鎮静鎮痛を行うと最悪心停止する可能性もあります。
事前に、気管挿管や昇圧剤の準備を忘れずにしておきましょう。
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