救急外来や病棟業務、少しずつ仕事にも慣れてきて
「あれ、最近自分デキレジかも…?」
という思っているそこのあなた!
救急に少し慣れてきたときに読むべき一冊としておすすめするのがこちらです👇
これからご覧いただく医学書レビューは、
これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み、
その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている
ある救急科専攻医のレビューです。
医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、
是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!
1.ターゲット層
「心電図は正常だから心原性失神は否定的か…」
「頭を動かすとめまいが誘発されたからBPPVか…」
これらは少し救急外来に慣れてきた著者が抱いていた勘違いです。
これらの考え方は一見正しいように感じますし、多くの場合この思考法で困らないのですが、時に重大な疾患を見逃してしまいます。
本書のターゲットはこうした少し救急外来に慣れてきた研修医にオススメの一冊なんです。
ターゲット層は、
初期研修医2年目・後期レジデント1年目
推定読了期間は
4-5時間程度
です。
2.本書の特徴
本書は、日本各地での救急外来初療セミナーが大人気の、有名講師坂本壮先生が、
●実臨床でよく出会うけど誤診しやすい、注意すべき症例を豊富なフィードバックと共にテンポよく!
●良く出会う疾患の非典型的な臨床上を把握
飲酒後の嘔吐とめまい、これって急性アルコール中毒…だよね??(正解は?!)
●救急外来で必須のバイタルや重症度の正しい解釈を学習
卒倒後ぼーっとしている高齢女性。これってヤバい?ヤバくない?!
●Choosing wisely…救急外来での検査選択は適切に!
側腹部痛で目覚めた中年男性、まず何から検査しますか??
3.個人的総評
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
本書のおすすめポイントは、
●さっと読みやすい本の薄さ!
●面白い症例問題の数々!
●覚えるべきポイントを最小限に集約!
です。それぞれを数値化すると上記のようになります!
特に症例問題は、ちょっと意地悪だなあ…笑 と思うほど
実臨床でミスリードされやすい情報の罠が仕掛けてあるので、本当に勉強になります。
4.おすすめの使い方
●まずは症例問題を解きながら楽しく通読
●フィードバックで登場する疾患を『ただいま救急外来診察中!』で復習
4.まとめ
【基本情報】
タイトル:ビビらず当直できる 内科救急のオキテ
著者:坂本 壮
出版社:医学書院
発行年月日:2017/8/14
【タイプ】
症例ベース・通読タイプ
【ターゲット】
初期研修医(特に2年目)・後期レジデント(時に3年目)
【本書の種類】
通読系・目次系
【推定読了時間】
4-5時間程度
【背景・作者の想い】
●救急外来のスペシャリスト、坂本壮先生の長年の経験に基づくオキテを集約
●自分なりの内科救急患者へのアプローチを確立を目指す
【学べること】
●実臨床でよく出会うけど誤診しやすい、注意すべき症例を豊富なフィードバックと共にテンポよく!
●良く出会う疾患の非典型的な臨床上を把握
飲酒後の嘔吐とめまい、これって急性アルコール中毒…だよね??(正解は?!)
●救急外来で必須のバイタルや重症度の正しい解釈を学習
卒倒後ぼーっとしている高齢女性。これってヤバい?ヤバくない?!
●Choosing wisely…救急外来での検査選択は適切に!
側腹部痛で目覚めた中年男性、まず何から検査しますか??
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
【まとめ】
本書は臨床研修を始める上で必須の参考書の一つである!