一般内科入院の患者さんを担当するとき、初診外来で網羅すべき身体診察…。
OSCEや実習で学んだ診察の型だけでは正確な診断はできません。
これらは研修医時代に自分が陥った失敗です…笑
やはり身体診察は、正常を知ったうえで異常を評価しなければ診断の正確性はいつまでたっても上がりません!
そんな身体診察の初学書として強くおすすめするのがこちらの一冊です👇
これからご覧いただく医学書レビューは、
これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み、
その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている
ある救急科専攻医のレビューです。
医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、
是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!
1.ターゲット層

本書のターゲット層は、
初期研修医1年目(特に前半)
推定読了期間は
3-4時間程度
です。
2.本書の特徴
本書は、皆森ねじ子先生が、
3.個人的総評
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:

本書は他のねじ子シリーズ同様、大変わかりやすく面白いです。
全て★5つを付けたくなるところですが、あえて批判的な吟味をするとすると、
エコーなどの生理検査や、CTなどの画像診断が進んだ今の世代では現場であまり重視されていない身体診察も多少掲載されているかなと思います。
もちろんその点はねじ子先生も記載してくださっていますが、個人的には治療方針や疾患の検査前確率があまり変化しない身体診察を、主訴に合わせてすべて真面目に時間を取ってやるのは少しナンセンスかなと思います…
もちろん、救急外来のような限られた時間の中での診察でない場合や、身体診察の歴史を体系的に学ぶのはとても大事なことではありますが!
4.おすすめの使い方
●意外と勘違いしている診察方法が思った以上にあるので一度通読してみる
●身体診察の前後で該当する項目を読み、イラストと自分の体感のずれを自身でフィードバックする
●身体診察の苦手意識が薄れてきたら、ひたすら診察してみる!
4.まとめ
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価: