医学書LABO

【医学書レビュー】『からだずかん』【やさしく・たのしく解剖を学べる!】

この前弁膜症の患者さんを担当したけど、そもそも心臓にはどんな弁があるんだっけ…?

自律神経失調症と言われても、いつも自律神経の働きがよくわからない…

膵臓に関連したホルモンがいつも覚えられない…

初学者が本格的に解剖生理学を学ぶ際にぴったりの本書は、コラム執筆で参加させていただいた経緯で、著者の角野ふち様よりご贈呈いただきました。

ポップで可愛いイラストの本書は、看護学生、医療系学生をはじめとする幅広い方が楽しく読み進めることができるのではないでしょうか。

本書を読むことで、楽しくゆるっと人体の構造と機能に対する理解を深めることができます!

今回、気軽に本格的な人体の解剖生理学を学んでみたい際に読むべき一冊として自信をもっておすすめするのがこちらです👇

 

これからご覧いただく医学書レビューは、

これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み

その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている

ある救急科専攻医のレビューです。

医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、

是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!

 

1.本書のターゲット層と読了時間

 

【ターゲット層】

看護学生、医療系学生/看護師/薬剤師/リハビリ職/介護士/セラピスト/整体師/からだのことをゆるっと可愛く学んでみたい方

【推定読了期間】

4-5時間程度

です。

2.本書の特徴

本書は、角野 ふち先生が執筆された、

【本書の特徴】

●解剖生理学の基本から臨床の現場で役立つ知識まで幅広く網羅

●ポップな見た目と本格的な内容を両立した一冊

●医学部看護学科の教授と助教が監修

が特徴の一冊です。

本書を読むことで学べる項目は特徴的なものをピックアップすると、このようになります👇

【本書で学べること】

●わかりやすいイラストで人体の構造と機能の基本知識

●初めての臨床にぴったりな現場で役立つ実践的なポイント

これらは解剖生理学を学びたいすべての初学者にとって役に立つ事項であると思います。

3.個人的総評

【評価】

必要性:

本の薄さ:

わかりやすさ:

面白さ:

継続使用度:

オススメ度:

※Amazon評価:

本書の特徴はなんと言っても、絵がポップでかわいいのに内容が専門的で本格派という点です。

難解な解剖学がわかりやすく、医療従事者でなくても手に取りやすい内容となっています。

全体を通して、オールカラーで綺麗で愛らしいイラストが満載で、ページをめくるたびにワクワクしました。

普段のふちさんのお仕事から垣間見える愛と情熱が詰まった珠玉のアート作品であり、読んでいるだけでなく、眺めているような感覚でスイスイ読み進められます。

もちろん、臨床のポイントも様々な医療従事者がゲストとしてコラムを執筆しており、学生にとっては座学と臨床の架け橋になる一冊になると思いました。

例えばショックの診断や胸腔ドレーンの管理など、医療学生はもちろん、臨床で働く全ての医療従事者にも役立つ内容となっています。

私自身、解剖学への苦手意識が強かった学生時代の自分にプレゼントしたい一冊だと感じました。

個人的には最近整形外科として勤務しているため、運動器の項目が特に気になりましたが、予想以上に詳しい内容が書かれていて驚きました。

角野ふちさんの何事にも真摯に向き合い、配慮の行き届いた真心が全ページから伝わってきます。

僕自身のオススメ度が高いのは総評を見ていただければわかるとは思いますが、何よりアマゾンの評価の高さが本書の素晴らしさを物語っていますよね…!

これらは本書の個人的な評価であり、しかも何様だよと言われてしまうことは重々承知ではありますが、自分は

本書は、気軽に本格的な人体の解剖生理学を学んでみたい際に読むべき一冊である!

と感じました。

4.おすすめの使い方・読み進め方

【本書のおすすめの読み方・活用方法】

●可愛いイラストと世界観に浸りながらまず通読!

●解剖学的な図を手でなぞりながら理解する!

●その後は国家試験などの問題演習の前後で読み直して復習!

個人的におすすめの使い方をご紹介します。

著者個人の意見としては、医療系学生が国家試験の勉強を始める際に、まず読んでみる一冊としてお勧めします。

本書を監修されている先生方もおっしゃっておられますが、カワイイイラストでありながらも医学的にも正しい図になっているので、医療系の国家試験の勉強にも活用できるとのことでした。

私自身はもうすでに国家試験を終えてしまった後なのですが、このような本が学生時代にあればと本当に切に思いました。

また、読み進める際、解剖学的な構造がどのように関わりあっているかを、イラストを手でなぞりながら読んでいくと理解が捗ると思います

一度通読した後は、わからなくなった際に再度参照することで、復習をしておきましょう。

そのあとは実際の問題演習を通じてインプットとアウトプットをたくさん経験していくことが、知識の定着に役立つことと思います。

5.まとめ

【本書のまとめ】

本書は、気軽に本格的な人体の解剖生理学を学んでみたい際に読むべき一冊である!

まとめると、本書は解剖生理学の基本的な知識と臨床の現場で役立つ実践的なポイントをわかりやすく学ぶことができる、すべての医療系学生におすすめの一冊です。

この一冊を通じて学ぶことで、

楽しみながらも難解な解剖学的な構造を理解できます!

今後の学びをより良いものにしたい方には是非手に取っていただきたい一冊です。

ぜひ一度手に取って、解剖生理学の奥深さと楽しさを実感してみてください。

以下に要点や基本事項をまとめましたので、

購入する際には是非参考にしていただければ幸いです👇

【基本情報】

タイトル:ゆるっとポップな解剖生理学 からだずかん

著者:角野ふち

出版社:KADOKAWA

発行年月日:2024/5/22

ターゲット層は、

看護学生、医療系学生/看護師/薬剤師/リハビリ職/介護士/セラピスト/整体師/からだのことをゆるっと可愛く学んでみたい方

推定読了期間

4-5 時間程度

【本書の特徴】

●解剖生理学の基本から臨床の現場で役立つ知識まで幅広く網羅

●ポップな見た目と本格的な内容を両立した一冊

●医学部看護学科の教授と助教が監修

【本書で学べること】

●わかりやすいイラストで人体の構造と機能の基本知識

●初めての臨床にぴったりな現場で役立つ実践的なポイント

【評価】

必要性:

本の薄さ:

わかりやすさ:

面白さ:

継続使用度:

オススメ度:

※Amazon評価:

【本書のおすすめの読み方・活用方法】

●可愛いイラストと世界観に浸りながらまず通読!

●解剖学的な図を手でなぞりながら理解する!

●その後は国家試験などの問題演習の前後で読み直して復習!

【本書のまとめ】

本書は、気軽に本格的な人体の解剖生理学を学んでみたい際に読むべき一冊である!

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