ERの頻用薬について、院内で初期研修医向けにレクチャーを行った内容を一部共有させていただきます。
今回は見かける頻度も高い、低血糖の治療についてです。
末梢静脈路が取れない時、どうすればいいのか…?
低血糖治療後の入院適応はどう考えたらよいのか…?
低血糖診療で知っておくべきエッセンスを5分で学べる形にまとめました。
Antaaとは、医師・医学生向けのオンラインプラットフォームのことです。
日々の情報のアップデートと、日本各施設で活躍されている先生方の近況が知ることが出来て、私自身とても毎回刺激を受けております。
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※今回の記事は普段よりお世話になっている、
アンター株式会社COOの西山様含め、
Antaaにて執筆の許可をいただいている記事になります。
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以下、スライドの文章まとめです。URL等参考にしていただれば幸いです◎
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本日の目標 Step1. とりあえずの味塩コショウ 必要な薬剤を妥当な容量で投与 Step2. きらりと光る岩塩や粒コショウ 各症例に合わせた薬剤選択・投与量調整 スライド画像)広島大学病院 演者作成
来院前・来院後の簡易血糖➡低値 ●意識障害あり… ➡50%ブドウ糖液 40mlを静注 救急隊の血糖測定:DMの既往+JCS2桁以上 ●意識障害なし…すぐに経口! ➡ブドウ糖末10g投与 参考)内科レジデントの鉄則 第3版
低血糖…意識障害+末梢静脈路困難! ●グルカゴン1mg筋注 ●グルカゴン3mg点鼻 ・肝グリコーゲン放出で血糖↑ ※アルコール接種歴ありは効果△
低血糖➡グルカゴンという選択肢 引用) https://www.club-dm.jp/basic/hypo/remendy.html 引用) https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20210531-OYTET50007/ 低血糖リスクの高い方に 事前に処方
血糖を補正したら… 引用) 日本糖尿病学会 編・著 糖尿病療養診療の手引き 改訂第5版 【Whippleの3徴】 ①低血糖に矛盾しない症状 ②血糖低値 ③血糖補正後の症状改善 改善が見られない場合… 他の病態の合併を考慮
低血糖 入院の適応判断 ●原因薬剤 持続時間が長い/容量が多い ex)SU剤など ●原因が判然としない DM薬・インスリン以外が原因 ●ERで低血糖を繰り返す
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