「税金や投資のこと、誰もちゃんと教えてくれない…」
「医師は高給取り」というイメージがある一方で、医学部や初期研修でファイナンスを学ぶ機会はほぼ皆無です。実際に初めての確定申告で途方に暮れたり、源泉徴収の仕組みさえよくわからないまま毎月給料をもらっている方は多いのではないでしょうか。
私自身もファイナンシャルプランナーや簿記の勉強を始める前は、「こんなに税金が引かれるの?」と驚くばかりでした。
そんなタイミングで手に取ったのが『医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話 第2版』です。
税金、投資、新NISAなど、医師人生で絶対に外せないテーマをわかりやすく解説してくれており、「もっと早く読んでおけば…!」と心から思える一冊でした。
今回は、「将来後悔しないために知っておくべきお金の知識」を学べる本として本書をご紹介します👇
研修医時代から医学書を100冊以上を読み
その中でもオススメの書籍レビューを月5冊以上書いている
ある若手医師のレビューです。
1.本書のターゲット層と読了時間
医学生や初期研修医、専攻医など、これからキャリアを積む若手医師を中心に
さらに、税金やお金の管理をイチから勉強したい全ての医療従事者【推定読了時間】
4~6時間程度
本書は約300ページで、読みやすい文体とイラスト的な要素も取り入れているため、週末に一気読みも十分可能です。
平日の隙間時間に少しずつ進めるのもアリですが、個人的には半日ほどじっくり集中して読むと、より理解が深まると感じました。
2.本書の特徴
● 税金・投資・保険など、医師がおさえておくべき“お金の教養”を一挙網羅
● 事例やイラストが豊富で、金融初心者でも理解しやすい
● 医師としてのキャリアと絡めて解説し、「こんなシチュエーションある!」が満載
最大の魅力は、「誰も教えてくれないけれど、絶対に知っておくべき」ポイントを現役医師の視点でまとめている点です。
例えば、確定申告・源泉徴収・新NISA・ふるさと納税など、実際の働き方やライフプランをイメージしながら解説されているため、「具体的にどう節税する?」といった疑問もスッと解消できました。
また、医療系特有の働き方(例えば、当直バイトや非常勤勤務など)の収入モデルが紹介されており、「収入形態がバラバラで税金計算が複雑…」という声にもバッチリ応えてくれます。
特に、「高給取りと言われる医師が、実際にはどうやってお金を増やすのか?」や、「将来的に医師のニーズが下がるとどうなる?」といったテーマも取り上げており、リアルなお金事情が赤裸々に描かれている印象です。
3.個人的総評
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
第一版を私は初期研修の終わりに読んでみた際に、「自分はこんなに税金のこと知らないんだな…」と、自分の知識不足を痛感させられました。
研修医時代に読んでおけば、確定申告やふるさと納税の“やり方”だけでなく、そのメリット・デメリットまで考えながら動けたのに…と少し後悔も。
本書をきっかけにファイナンシャルプランナーや簿記の勉強を始める人も多いようで、私自身、「もうちょっと踏み込んで学びたい!」という意欲が湧きました。
医師として働く上で、これから先の人生設計や資産形成が不安な方は、まずこの1冊から入ると良いと思います!
4.おすすめの使い方・読み進め方
● まずはふるさと納税や確定申告、新NISAなど“自分が知りたい章”から一気読み
● 疑問点が出てきたら、該当ページに立ち返って何度でも復習
● 時間が取れる週末に、最初から最後まで通読しストーリーで流れを把握
● 税理士さんやFPさんと話すときの“予習本”としても活躍
本書は非常に読みやすいので、半日ほどあれば一気に読み切ることも可能です。
ただ、ふるさと納税や新NISAなど、「今すぐ使えそう」なトピックはまずサクッと拾い読みするのも効率的。
特におすすめなのは、「確定申告が近づいた時期にパラパラめくる」使い方。
「確定申告って実際どうする?」と慌てる前に本書を開けば、一通りの流れを把握して落ち着いて取り組めるはずです。
本書を読んで興味が湧いたら、ファイナンシャルプランナー資格(FP)や簿記などの学習に進むのもおすすめです。
医師として働きながらでも、日常生活レベルで必要なお金の知識を得るだけなら、そこまで大変ではありません。
また、本書には医師の働き方や今後のニーズなどキャリア設計にも役立つ情報が多く、「将来的に開業したい」「副業を考えている」という方もぜひチェックしてみてください!
5.まとめ
『医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話 第2版』は、医師としての人生を豊かにする“ファイナンス入門書”
本書を読めば、「お金のリテラシーがある医師」として、将来の選択肢をグッと広げられるはずです。
大事な仕事をしているからこそ、きちんと資産を守り、増やす術を知っておくことはとても大切。
半日で通読できるので、「知らないまま損をする前に、まず読んでみたい!」という方に全力でおすすめします。
タイトル:医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話 第2版
著者:Dr.K
出版社:金芳堂
発行年月日:2024年6月12日【ターゲット層】
医学生、初期研修医、専攻医~若手医師、税金や投資に疎い全ての医療従事者【推定読了時間】
4~6時間程度【本書の特徴】
●“税金の仕組み”や“確定申告”など実践的内容が盛りだくさん
●イラストや会話形式が多く初心者でもわかりやすい
●医師視点で投資や保険を解説し、キャリアの先を見据えた情報も充実
【本書で学べること】
●医師に関わる税金の基本(源泉徴収・確定申告など)
●新NISAやふるさと納税などの活用術
●医師のキャリアと資産形成のポイント
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
●まずは気になる章から拾い読み
●半日集中して通読し、お金の基本概念を一気に押さえる
●現場で疑問が生じたら、該当ページをサッとチェック
●FPなどの資格取得への第一歩にも
【本書のまとめ】
医師として働く上で欠かせないお金の基礎知識を“誰にでもわかりやすく”まとめた必読書
この記事がお役に立てれば幸いです。
医師として将来後悔しないためにも、お金のことを今のうちに学んでおきたい方は、ぜひ手に取ってみてください◎
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