論文を書き始めるにあたり、どんなデータを取る必要があるのか?
論文を書く際に律速となることは何か?
Reviseの際うまくEditorとコミュニケーションが取れない…
研究医だけでなく、臨床医としてのキャリアを進む人にとっても、医師と論文は切っても切り離せない関係です。
私自身も研究の機会をいただいてから執筆に苦労しているため、私自身もこの悩みを解消しようとして様々な本を読み漁っていたちょうどその時、出版社の方より素敵な書籍をいただきました。
本書を読むことで、今後の医学研究の論文執筆に対するストレスは激減し、新しいマインドをインプットすることができます!
今回、初めての医学研究に際して論文執筆に関するおすすめの一冊として自信をもっておすすめするのがこちらです👇
これからご覧いただく医学書レビューは、
これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み、
その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている
ある救急科專門医のレビューです。
医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、
是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!
1.本書のターゲット層と読了時間
【ターゲット層】
臨床医で大学院進学を目指している人や、何かしらの医学研究について論文を執筆しなければならない状況にある人
医師としての経験が七年未満で、観察研究などの論文執筆をしてみたいと考えている若手医師
【推定読了期間】
4-5時間程度
です。
2.本書の特徴
本書は、都築 慎也先生が執筆された、
【本書の特徴】
●論文執筆の全体像を理解するための総論と、各工程を詳細に解説する各論に分かれている
●アンケート結果の購入方法やデータ提供者とのコミュニケーション方法など、具体的なデータ収集の悩みにも対応
が特徴の一冊です。
本書を読むことで学べる項目は特徴的なものをピックアップすると、このようになります👇
【本書で学べること】
●論文執筆の流れと各工程の重要ポイント
●データの入手方法と実際の活用法
●編集者との効果的なコミュニケーション術
これらは若手の先生方にとっては今後どのような診療科に進んでも学んでおくべき大切な事項であると思います。
3.個人的総評
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
本書の特徴はなんと言っても、初学者にも理解しやすい例えを用いた丁寧な解説です。
具体的には、論文執筆の流れを料理に例えて説明している部分が非常にわかりやすく、執筆の各工程を料理の工程に置き換えることで、感覚的に理解しやすい内容となっています。
例えば、データの収集方法を「食材の調達」に例えることで、具体的な手順や注意点が明確になります。
誰でも経験のある”料理”に例えることで、初心者でも論文執筆の全体像を掴みやすくなっているなと感じました。
また、本書ではデータの収集方法について、アンケート結果の購入や、データ提供者とのコミュニケーション方法など、具体的な悩みに対応した内容が含まれており、実際の現場で役立つ実践的なアドバイスが豊富です。
私自身もケースレポートをいくつか書いており、観察研究についても上司の指導を受けながら執筆していますが、データ収集や体裁の整え方について悩むことが多々ありました。
週末の隙間にエクセルでコツコツデータを整えるなど、フラストレーションがたまることもありまいしたが、本書を読むことで、そのような悩みが解消され、非常に助けられたと感じています。
さらに、著者のプロフィールが統一感を持って紹介されており、全体的に没入感のある一冊でした。
特に編集協力のスタイルが面白く、売れっ子の医者ライターが関わることで、深みや手に取りやすさが感じられました。
テーマはもちろんではありますが、書籍としてのコンセプトや視認性の高さに目を引かれるものが多かったのも事実であり、非常に楽しく読み進めることができました。
一方で、論文執筆の初学者向けの内容であるとはいえ、少し難しく感じる部分もありました。
骨のある一冊ではありますが、理解できなかった内容についても、より勉強してみたいというモチベーションを与えてくれる一冊です。
以上、本書は医学研究の論文執筆に対して前向きになれない日々を過ごしていた私にとって、今後論文執筆を頑張ろうと勇気づけられる一冊です。
これらは本書の個人的な評価であり、しかも何様だよと言われてしまうことは重々承知ではありますが、自分は
本書は初めての医学研究に際して、データとどのように向き合うかのマインドを学ぶことが出来る一冊である!
と感じました。
4.おすすめの使い方・読み進め方
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
●自分にとって必要そうなセクションをつまみ食い感覚で読んでみる!
●目忙しい人は総論だけでも読み込む!
●その後は論文執筆のタイミングの前後で読み直して復習!
個人的におすすめの使い方をご紹介します。
著者個人の意見としては、具体的な悩みや疑問に応じて各章を参照するのが良いでしょう。
自分のテーマやデータがある程度定まっている人にとっては、各論を読み、自分のテーマやデータが料理の中でどのように当てはめられるかを考えながら読み進めると良いと思います。
それぞれの工程での具体的なアクションプランが書かれていますが、実際には一から書こうとする際に、各工程を参照しながら実践するというよりは、論文執筆の心意気や考え方、マインドについて学ぶところが多いと感じました。
一方で、私の場合は、現状新しく着手したい研究が特になかったので、総論を中心に読み進め、各論を使いながら総論の内容を補充しながら学ぶスタイルで進めました。
忙しい方は、総論部分だけでも読む価値があります。
各論部分を使いながら、総論の内容を補充しながら学ぶスタイルで進めると良いと感じました。
そのあとは実際の論文執筆を通じてインプットとアウトプットをたくさん経験していきましょう。
5.まとめ
【本書のまとめ】
初めての医学研究に際して、データとどのように向き合うかのマインドを学ぶことが出来る一冊である!
まとめると、本書は論文執筆の全体像と具体的なデータ収集方法をわかりやすく学ぶことができる、医学研究者には本当におすすめの一冊です。
この一冊を通じて学ぶことで、今後の医学研究に対するストレスが激減します!
ぜひ一度手に取って、論文執筆の奥深さと楽しさを実感してみてください。
今後の学びや業務をより良いものにしたい方には是非手にとっていただきたい一冊です◎
以下に要点や基本事項をまとめましたので、
購入する際には是非参考にしていただければ幸いです
【基本情報】
タイトル:ぼっちでもできる医学研究 初心者にちょうどいいデータ(食材)で論文執筆(料理)してみる
著者:都築 慎也
出版社:メジカルビュー社
発行年月日:2024/03/29
ターゲット層は、
臨床医で大学院進学を目指している人や、何かしらの医学研究について論文を執筆しなければならない状況にある人
医師としての経験が七年未満で、観察研究などの論文執筆をしてみたいと考えている若手医師
推定読了期間は
4-5時間程度
【本書の特徴】
●論文執筆の全体像を理解するための総論と、各工程を詳細に解説する各論に分かれている
●アンケート結果の購入方法やデータ提供者とのコミュニケーション方法など、具体的なデータ収集の悩みにも対応
【本書で学べること】
●論文執筆の流れと各工程の重要ポイント
●データの入手方法と実際の活用法
●編集者との効果的なコミュニケーション術
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
●自分にとって必要そうなセクションをつまみ食い感覚で読んでみる!
●目忙しい人は総論だけでも読み込む!
●その後は論文執筆のタイミングの前後で読み直して復習!
【本書のまとめ】
初めての医学研究に際して、データとどのように向き合うかのマインドを学ぶことが出来る一冊である!
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