適用が拡大していると言われる脛骨骨幹部に対する髄内釘固定について、今回の症例では髄内釘は適用されるのだろうか…?
脛骨骨幹部骨折に合併する腓骨遠位端骨折では、そのまま経過を見るか、固定するかの判断が難しい。その判断基準は何だろう…?
上級医が実践していたブロッキングピンの概念が理解しにくい…骨折部がブロッキングピンによって引き寄せられ、また髄内釘によって整復される理論についても明確に知りたい…!
整形外科の若手、手術の勉強といえばみんなが参照しているのがこのSurgical Technique。
私自身、昨年から整形外科の専攻医として日々手術の研鑽に励んでいますが、この月刊誌のお世話になりっぱなしです。
先日あるオンラインセミナーの件について、メディカ出版様にお世話になった際にこの感謝を伝えると、新刊に関してご贈呈いただけることとなりました…!
整形外科医として未熟である自分だからこそ知りたいニーズやポイントが伝わりやすいと思い、どのように臨床の課題を解決するのに役立つかという視点で、僭越ながらレビューをさせていただければと思います。
本書を読むことで
今後脛骨骨幹部骨折の対応チャンスが訪れた時に自信を持って取り組むことができます!
今回脛骨骨幹部骨折の手術治療というテーマに特化し、実践的な学びを行える一冊として自分が自信をもっておすすめするのがこちらです👇
これからご覧いただく医学書レビューは、
これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み、
その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている
ある救急科専攻医のレビューです。
医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、
是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!
1.本書のターゲット層と読了時間
【ターゲット層】
若手整形外科医
整形外科を志す初期研修医
【推定読了期間】
1-2時間程度
です。
2.本書の特徴
本書は、さまざまな先生方が執筆された、
【本書の特徴】
●脛骨骨幹部骨折に対する手術手技に特化している内容
●関連手術動画を見ることで、実践的な動画を通して学べる
が特徴の一冊です。
本書を読むことで学べる項目は特徴的なものをピックアップすると、このようになります👇
【本書で学べること】
●脛骨骨幹部骨折の基本理論と解剖
●脛骨骨幹部の髄内釘固定に関するさまざまなアプローチ方法と選び方
●付録動画を通した実際の手術内容
これらは脛骨骨幹部骨折を基礎から学びたい先生方にとっては学んでおくべき大切な事項であると思います。
3.個人的総評
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
本書の特徴はなんと言っても、一冊を通じて脛骨骨幹部骨折の治療に特化している点でしょう。
脛骨骨幹部の髄内釘固定のアプローチ方法には様々なものがあり、施設や手術者によって選択肢も様々です。
私自身、見よう見まねで試みた時期もありましたが、「このアプローチが結局脛骨のどの部分から行われているのか」「関節内なのか、それとも外なのか?」など混乱することも多くありました。
本書では、解剖から入っており、”なぜそのアプローチを取るのか”といなど原理から明快な理解を得られると感じられました。
また、達人のリアルな手技が学べる本誌連動動画“400本”を見ることができるのも大変役に立ちました。
全ての病院で脛骨骨幹部骨折の治療と手技が見れるわけではないですよね。
付録の動画にて手術手技を繰り返し見ることで、実際に手術に参加したり、手術見学をした時と同じくらいの経験を積むことができたと感じています。
動画を見てイメージを膨らませることは実脛骨骨幹部骨折践でも非常に役立ち、この書籍を読み動画を見た後、実際に数例の手術を経験してイメトレの大切さを改めて実感しました。
本書を読むことで「脛骨骨幹部骨折治療を読んで、みて、やってみる」という一連の経験ができるため、脛骨骨幹部骨折に対する髄内釘固定の手術手技の予習や実践復習に非常に役立つ一冊であると感じました。
何より本のページ数も多すぎる事なく完結にまとまっているので、苦痛を感じることなく通読することができます◎
その他にも、「ヨメディカ付プラン」ならバックナンバー“70冊以上”が読み放題となっており、色々なテーマについて広く学びたい先生にとっては、こちらも非常におすすめです!
これらは本書の個人的な評価であり、しかも何様だよと言われてしまうことは重々承知ではありますが、自分は
本書は脛骨骨幹部骨折の手術治療というテーマに特化した、実践的な学びを行える一冊である!
と感じました。
4.おすすめの使い方・読み進め方
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
●これまで悩んだ診療を思い出しながらまず通読!
●動画や付属資料で多角的な視点をつける!
●予習、実践、復習で3回読み返そう!
●その後は経験した症例の前後で読み直して復習!
個人的におすすめの使い方をご紹介します。
本書をテーマだけに絞って読み進める場合、おそらく1-2時間程度あれば通読することが可能です。
そのため著者個人の意見としては、まずは通読することをお勧めします。
平日の帰宅後や土日の空いた時間にまとまった時間を確保して一気に読み進めれば、今後、脛骨骨幹部骨折に対する髄内釘固定が必要な症例を経験した際に自信を持って対応することができるようになるでしょう。
その際、予習としてこの書籍を利用し、実際に手術を実践した後の復習にもこの書籍を使用することで、3回の勉強が可能です。
さらに、この書籍に加えて、髄内釘固定の技術に関する他の優れた資料も多数ありますので、それらを併用して学習することで、多角的な視点からの勉強が可能となります。
ぜひこの書籍を読み、何度も繰り返し手術経験を通じて、予習・復習を行いながら知識を身につけるプロセスを経験してみてくださいね!
もちろん手術や症例を直接経験する機会がない場合でも、この書籍の付録である手術動画を何度も繰り返し見ることが非常に有効だと思います。
手術動画を見ることで、実際の手術プロセスを視覚的に学習し、経験値を間接的にでも積むことができます。
実際の症例に出会える方は何度も本書を読み込み、であるチャンスがない方も動画を繰り返し見ることで、脛骨骨幹部骨折の手術治療をマスターしていきましょう。
5.まとめ
【本書のまとめ】
本書は脛骨骨幹部骨折の手術治療というテーマに特化し、実践的な学びを行える一冊である!
まとめると、本書は脛骨骨幹部骨折の手術治療について、わかりやすく学ぶことができる本当におすすめの一冊です。
この一冊を通じて学ぶことで、
今後脛骨骨幹部骨折の対応チャンスが訪れた時に自信を持って取り組むことができます!
今後の学びや業務をより良いものにしたい方には是非手にとっていただきたい一冊です◎
以下に要点や基本事項をまとめましたので、
購入する際には是非参考にしていただければ幸いです👇
【基本情報】
タイトル:整形外科 SURGICAL TECHNIQUE 2024年1号 特集:脛骨骨幹部骨折の手術治療 基本を知って臨む
著者:著者多数
出版社:メディカ出版
発行年月日:2024年2月
ターゲット層は、
若手整形外科医
整形外科を志す初期研修医
推定読了期間は
1-2時間程度
【本書の特徴】
●脛骨骨幹部骨折に対する手術手技に特化している内容
●関連手術動画を見ることで、実践的な動画を通して学べる
【本書で学べること】
●脛骨骨幹部骨折の基本理論と解剖
●脛骨骨幹部の髄内釘固定に関するさまざまなアプローチ方法と選び方
●付録動画を通した実際の手術内容
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
●これまで悩んだ診療を思い出しながらまず通読!
●動画や付属資料で多角的な視点をつける!
●予習、実践、復習で三回読み返そう!
●その後は経験した症例の前後で読み直して復習!
【本書のまとめ】
本書は脛骨骨幹部骨折の手術治療というテーマに特化し、実践的な学びを行える一冊である!
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