治療介入が遅れると最悪の場合下肢切断になる可能性もある、下腿のコンパートメント症候群。
速やかに治療適応を判断するポイントと、下腿の減張切開の勘所をまとめました。
救急科、整形外科の先生方が外傷診療のシチュエーションで必要になることもある下腿の減張切開について、少しでもそのハードルを下げるお役に立てれば幸いです👇
Antaaとは、医師・医学生向けのオンラインプラットフォームのことです。
日々の情報のアップデートと、日本各施設で活躍されている先生方の近況が知ることが出来て、私自身とても毎回刺激を受けております。
Antaaではこのようなスライド含め、様々なコンテンツがFacebookグループ・アプリで日々配信されていますので、以下のリンクより登録し視聴してみてください!(なんと無料です!)
⭐️Antaa医師医学生限定Facebookグループはこちらから
⭐️Antaaアプリダウンロードはこちらから👇
(iOS版)
(Android版)
※今回の記事は普段よりお世話になっている、
アンター株式会社COOの西山様含め、
Antaaにて執筆の許可をいただいている記事になります。
詳細はコチラをチェック👇
記事でについて学びたい方はコチラ👇
以下、スライドの文章まとめです。URL等参考にしていただれば幸いです◎
-
#1.
スライド画像)広島大学病院 演者作成
-
#2.
下腿コンパートメント 下腿のコンパートメントは4つ存在 スライド画像) 整形外科医のための手術解剖学図説 原著第5版より引用
-
#3.
コンパートメント症候群 スライド画像)自験例 許可を得て掲載 ●筋区画内圧の上昇による血管・神経・筋肉への循環障害 ●75%が長幹骨骨折(特に下腿・前腕) ●阻血で不可逆的な変化 神経2時間 筋肉6-8時間
-
#4.
OTA Core Curriculum Acute Compartment Syndrome スライド参考に作成 6P Pain (痛 み) Paresthesia (知 覚 異 常) Pulselesnes (脈 触 知 可) Palor (蒼 白) Paralysis(麻 痺) Polar/ poikilothermia (冷 感) NSAIDsで効かない痛みはおかしい! すべてそろってからは手遅れ!
-
#5.
筋区画内圧の計測 Aラインモニターを用いた簡易的内圧測定 スライド画像)広島大学病院 演者作成 スライド画像)獨協医科大学 救急及び外傷基本手技に関するサージカルトレーニング 資料より引用 理学所見と合わせて減張切開の判断を! ●コンパートメント内圧(CP)上昇の判断基準 ①絶対値で判断▶30-40mmHg以上 ②圧格差で判断▶(拡張期血圧-CP)>20-30mmHg (平均血圧-CP)>30-40mmHg
-
#6.
筋区画内圧の計測 Aラインモニターを用いた簡易的内圧測定 スライド画像)広島大学病院 演者作成 スライド画像)獨協医科大学 救急及び外傷基本手技に関するサージカルトレーニング 資料より引用
-
#7.
Double incisionでの減張切開 スライド画像)広島大学病院 演者作成 前外側切開 腓骨直上より 1cm前方 後内側切開 脛骨後縁より 2cm後方 スライド画像) 整形外科医のための手術解剖学図説 原著第5版より引用
-
#8.
前外側切開 スライド画像) 整形外科医のための手術解剖学図説 原著第5版より引用
-
#9.
後内側切開 スライド画像) 整形外科医のための手術解剖学図説 原著第5版より引用
-
#10.
–
-
#11.
もっとABCDアプローチを深めたい! そんなあなたのために作りました