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医学書レビュー『だけでいい!フィジカルアセスメント』【外来でも病棟でもこの1冊】

フィジカルアセスメントをとることへの苦手意識があるけど、どう対処しよう…?

 フィジカルアセスメントが大切だというけけど、実際に見たことがない初見が多くてやっぱり不安だな…

検査過多になりがちな現代の医療現場においても、フィジカルは非常に大切ですよね。一方で、フィジカルアセスメントに絶対の自信を持たれている方は少ないのが現状ではないでしょうか?

今回はフィジカルアセスメントについて普段から積極的に教育されている、著者の橋本先生よりご贈呈いただきました。

フィジカルアセスメントについて、「よく教科書に出てくる身体所見を実際に見たことがない」という後輩の声を聞くことがあるのではないでしょうか。

本書を読むことで、代表的な身体所見を動画で学び、自分の目でしっかりと評価できるようになります。

今回フィジカルアセスメントを学習する際に、まず読むべき一冊として自分が自信をもっておすすめするのがこちらです👇

1.本書のターゲット層と読了時間

【ターゲット層】

●フィジカルアセスメントの方法は習ったが、実際の所見の診方が分からない人

●フィジカルアセスメントを学びたい看護師、セラピスト、薬剤師、研修医などすべての医療従事者向け

【推定読了期間】

3-4時間程度

です。

2.本書の特徴

本書は、橋本 忠幸先生が執筆された、

【本書の特徴】

●フィジカルアセスメントを行う、実際の所見に焦点を当てている

●外来や病棟でよく遭遇する、異常所見の動画・写真が満載

が特徴の一冊です。

本書を読むことで学べる項目は特徴的なものをピックアップすると、このようになります👇

【本書で学べること】

●フィジカルアセスメントを行う、実際の異常所見

●異常所見を身体診察で見抜く力

●意外と見ることのできていない、特徴的な所見

これらは研修医の先生方はもちろん、すべての医療従事者や医療学生にも今後役立つ大切な事項であると思います。

3.個人的総評

【評価】

必要性:

本の薄さ:

わかりやすさ:

面白さ:

継続使用度:

オススメ度:

本書の特徴はなんと言っても、フィジカルアセスメントが必要な場面について、カラフルで豊富なイラスト、写真や動画で解説をしている点です。

外来や病棟でよく遭遇する実際の異常所見の動画・写真が満載で、視覚的に学ぶことができるため、“初めてフィジカルマネジメントを学ぶ先生”に特におすすめです。

加えて、「難解な医学用語を避けて、読みやすい話し言葉で解説されている」という点からも、初学者に最適な本であると言えます。

また、特にメディカARのシステムにより、「スマホを用いてすぐに動画が見れる」点が本当に便利で秀逸だと感じました。

初学者でも学びやすい文体やイラスト、動画を用いて、普段実臨床で意外と見ることのできていない、特徴的な所見を改めて学習し直すことができる書籍だと思います。

個人的には、甲状腺機能低下症の浮腫など、実は自分で見たことない所見も多く、大変勉強になりました。

まとめると、フィジカルアセスメントとしての導入本に最適な内容とコストパフォーマンスであると言える一冊でした。

一方で本書において注意すべきだと感じた点としては、より正確な医学用語や、詳細なアセスメントをしたい場合は成書を手に取ることをおすすめします。

逆に言うと、この書籍の立ち位置は初学者向けの導入本なので、その役割は十分に果たしていると思います!

より深く学びたい人が興味を持つきっかけになる本であり、初学者には大変おすすめしたいと感じました。

これらは本書の個人的な評価であり、しかも何様だよと言われてしまうことは重々承知ではありますが、自分は

本書はフィジカルアセスメントとしての導入本に、最適な内容とコストパフォーマンスである!

と感じました。

4.おすすめの使い方・読み進め方

【本書のおすすめの読み方・活用方法】

これまで悩んだ診療を思い出しながら、章ごとにまず通読!

時間がない場合は、興味のある章を読んで見る

動画学習を並行して進めよう!

その後は経験した症例の前後で読み直して復習!

本書の特徴としましては、章分けが段階的で、多忙な看護師や研修医が学びやすい構成になっていることが挙げられます。

時間に余裕がある方は、章ごとに学習を進めることで、フィジカルアセスメントについてスイスイと理解ができるかと思います。

だたし、時間がない方は、気になるところから読んでみましょう。

本書は、一冊を通して数時間でさらっと通読することはできまが、通読する際は必ずメディカARでの動画学習を同時並行で進めることをお勧めします。

わかりやすい動画解説のおかげで、異常所見の理解を深めることができますよ!

その後は、実際の患者の所見を診る際に、本書の内容を参照することで臨床現場での実践を通して、フィジカルアセスメントのスキルを磨いていきましょう。

5.まとめ

【本書のまとめ】

本書はフィジカルアセスメントとしての導入本に、最適な内容とコストパフォーマンスである!

まとめると、本書はフィジカルアセスメントについて、わかりやすく学ぶことができる初学者の方に本当におすすめの一冊です。

この一冊を通じて学ぶことで、

今後のフィジカルアセスメントを自信を持って行えるようになるので、多くの時間と心の余裕が得られます!

今後の学びや業務をより良いものにしたい方には是非手にとっていただきたい一冊です◎

以下に要点や基本事項をまとめましたので、

購入する際には是非参考にしていただければ幸いです👇

【基本情報】
タイトル:外来でも病棟でもこの1冊だけでいい! フィジカルアセスメント

著者:橋本 忠幸
出版社:メディカ出版
発行年月日:2023/03/27

ターゲット層は、

●フィジカルアセスメントの方法は習ったが、実際の所見の診方が分からない人

●フィジカルアセスメントを学びたい看護師、セラピスト、薬剤師、研修医などすべての医療従事者

推定読了期間

3-4時間程度

【本書の特徴】

●フィジカルアセスメントを行う、実際の所見に焦点を当てている

●外来や病棟でよく遭遇する、異常所見の動画・写真が満載

【本書で学べること】

●フィジカルアセスメントを行う、実際の異常所見

●異常所見を身体診察で見抜く力

●意外と見ることのできていない、特徴的な所見

【評価】

必要性:

本の薄さ:

わかりやすさ:

面白さ:

継続使用度:

オススメ度:

【本書のおすすめの読み方・活用方法】

これまで悩んだ診療を思い出しながら、章ごとにまず通読!

時間がない場合は、興味のある章を読んで見る

●動画学習を並行して進めよう!

●その後は経験した症例の前後で読み直して復習!

【本書のまとめ】

本書はフィジカルアセスメントとしての導入本に、最適な内容とコストパフォーマンスである!

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