先日、書籍『みんなの救命救急科』の出版関連のオンライントークイベントとして、
『SNSから始まる新たなキャリア』
というテーマでお話をさせていただきました。
総勢50名を超える医師の方々にご参加いただき、嬉しい限りでした。
SNS活動でご活躍されているゆっくり救急医先生との、医師のSNS運営についての座談会は本当に楽しかったです。
加えて、書籍の中の肝となるABCDアプローチや、ゆっくり救急医先生による素敵な肺エコーのレクチャーもご視聴いただけます。
興味がある方は以下のURLより視聴できるので是非ご覧ください👇
【下記のAntaa ChannelのURLで動画のアーカイブは視聴可能です】
https://qa.antaa.jp/stream/contents/334
Antaaとは、医師・医学生向けのオンラインプラットフォームのことです。
日々の情報のアップデートと、日本各施設で活躍されている先生方の近況が知ることが出来て、私自身とても毎回刺激を受けております。
Antaaではこのようなスライド含め、様々なコンテンツがFacebookグループ・アプリで日々配信されていますので、以下のリンクより登録し視聴してみてください!(なんと無料です!)
⭐️Antaa医師医学生限定Facebookグループはこちらから
⭐️Antaaアプリダウンロードはこちらから👇
(iOS版)
(Android版)
※今回の記事は普段よりお世話になっている、
アンター株式会社COOの西山様含め、
Antaaにて執筆の許可をいただいている記事になります。
詳細はコチラをチェック👇
【スマホ向け】
【PC向け】
今回のウェビナーでも扱った、ABCDアプローチについて、書籍で学びたい方はコチラ👇
以下、スライドの文章まとめです。URL等参考にしていただれば幸いです◎
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内容
書籍『みんなの救命救急科』の出版を記念したオンライントークイベント『SNSから始まる新たなキャリア』で解説したスライドになります。
P1-18:踊る救急医(三谷 雄己)https://twitter.com/houseloveryuki
P19-25:ゆっくり救急医 https://twitter.com/Yukkuri_991
【下記のAntaa Channelで動画のアーカイブは視聴可能です】
https://qa.antaa.jp/stream/contents/334
【Amazon書籍ページ】
みんなの救命救急科
参考文献
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みんなの救命救急科
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スライド本文
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JCSⅢ-300です! 血圧が60です! 脈が触れません! 救急診療では 迅速な判断が重要
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どこで診ますか? 採血と点滴は どうしますか? 待合の患者は どうしますか? 意思決定すべき ことがたくさん… 何から手をつけよう…?
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処置室で! ルートは18G リンゲル液で2本確保で! この患者さんを 優先して診よう! 上級医は瞬時に 意思決定している…
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処置室で! ルートは18G リンゲル液で2本確保で! この患者さんを 優先して診よう! ABCDアプローチ を真に理解できているかどうか! 両者の違いは…?
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ABCDアプローチ 酸素の取り込みの順に評価+介入
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救急外来診療の流れ 救急隊からの連絡 打ち合わせ (ブリーフィング) 第一印象の評価 Primary survey ABCDアプローチ
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重症かもしれない… 緊急度の早期認知が大切 どこで対応する? マンパワーは十分? 資器材の準備は?
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❝いままであなたが言った中で 一番勇敢な言葉は?❞ 僕がたずねると馬はこたえた. ❝助けて❞ ― Mackesy C. The Boy, the Mole, the Fox and the Horse.
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重症患者の初期対応
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救急外来診療の流れ 救急隊からの連絡 打ち合わせ (ブリーフィング) 第一印象の評価 Primary survey ABCDアプローチ
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例) 気道の評価項目 【具体的な手順】 ①声掛け➡②聴診➡③視診
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①声掛け 発語があればOK 発声なし 曇り声は 緊急!!
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②聴診 ストライダー(吸気時喘鳴)がないか ➡あれば挿管が必要な可能性↑ 完全閉塞時 呼吸音は 聞こえない!
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③視診 ●吸気時にどのように呼吸筋を使っているかを確認 ●胸とお腹が交互に動くシーソー様の呼吸が特徴 気管牽引 陥没呼吸
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胸が上がっていれば気道はOK…? 胸の上がりだけで評価してはならない!
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Primary Surveyの評価ポイント ●バイタルサインのみを当てにしない! ●五感をフルに使って評価! ●第一印象でBCDに 異常を認めても必ずAから診察 ➡Aから順に問題を解決していく
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もっとABCDアプローチを深めたい! そんなあなたのために作りました
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救急外来で素早く肺の状態を評価するために,エコーが役立つことがあります. まずは気軽に鎖骨中線第3肋間にプローブを当ててみましょう.
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肋骨 皮下組織
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Lung sliding A line 肺実質の表面の高エコー領域=臓側胸膜 呼吸に合わせて胸膜がぬるぬると滑るのが正常 肺実質中の水平で高エコーなラインのこと 胸膜によるアーチファクトで,肺の含気を示唆 肋骨が両端に見えるのが 正しいview
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異常所見❶ B lineの出現 肋骨 皮下組織 オーロラ様の線・帯状の高エコー 1肋間あたり3条で陽性 肺水腫で出現 液体成分増加, 血管透過性亢進の病態で出現 多肋間で見ると精度が上がる 前胸部, 側胸部, 後側胸部など
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異常所見❷ Lung slidingの消失 肋骨 皮下組織 胸膜のすべりが観察できなくなる 気胸で陽性 重度の喘息, COPDでも出現 MモードではBarcode sign 正常像はSeashore sign
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エコー学習者の3段階 ❶ プローブを当てても異常所見に気づけない ❷ 言語化はできないが, 違和感を感じて悩む ❸ 異常所見を発見し, 説明できるようになる 実は ②まで成長すれば, 臨床では役に立つ!! 専門科や上級医に聞けたり, 他の所見と組み合わせて診断していけばよい YouTubeで正常像もたくさん見るのが成長のコツ