医学書レビュー

田中竜馬先生執筆の医学書をご紹介【シリーズでそろえるのがおすすめです】

田中竜馬

今回は、著者自身も定期的にレビューを掲載させていただいている、

田中竜馬先生執筆の医学書を徹底比較させていただきたいと思います。

田中竜馬先生

米国呼吸器内科専門医資格を所持し、日本やアメリカを含む世界各国でご活躍されている先生です。主に呼吸器内科・集中治療科の医学書を多く執筆されています。

どの本もとても分かりやすく、軽妙な文調で話が展開していくので著者自身も大好きな医学書が多いです。

もちろん自分の気になるタイトルの医学書を手に取っていただくこともおすすめですが、

個人的には竜馬先生の医学書はシリーズでそろえて読むことをお勧めします。

なぜなら、竜馬先生の生理学や生化学といった病態把握の根幹の部分はどの医学書でも説明されており、シリーズで読むほうがその知識がより定着するなと実感したからです。

ある本で何となく理解していた気になっていたことも、ある時別のシリーズの竜馬先生の本で同様のテーマに出会った際、突然スッと納得し理解が深まることをよく経験しました。

以下、これまでレビューしてきた竜馬先生の医学書をご紹介させていただきます。

興味がある方は是非チェックしてください👇

 

1.竜馬先生の血液ガス白熱講義150分

おそらく初期研修医の皆さんは全員一度この本を手に取ったことがあるのではないか?

と思うほど有名な一冊です。

一度飲み会を我慢するくらい程度の時間、価格で

血液ガス分析の基本をマスターできてしまう圧倒的にコスパのいい参考書です。

【基本情報】
タイトル:竜馬先生の血液ガス白熱講義150分
著者:田中 竜馬
出版社:中外医学者
発行年月日:2017/2/8

【タイプ】
講義型

【ターゲット】
初期研修医1年目(特に前半)

【推定読了時間】
2-2.5時間

【背景・作者の想い】
●血液ガスの読み方を短時間でマスターできる人気セミナーの内容を書籍化

●つまづきやすいポイントは丁寧に、血液ガスの基本や正しい使い方を解

●読者に血液ガスから複雑な病態を紐解く、血液ガスが読める楽しさを味わってほしい

【学べること】
●血液ガス所見を読む際に必要な用語、概念をわかりやすく網羅
例)PAO2の「A」って何でしょう? A-aDO2の計算式の意味を理解せず、丸暗記していませんか?

●血液ガスから真の低酸素血症の原因を見つけ出す評価方法
※低酸素血症≠呼吸器疾患!

●pH正常の血液ガス所見に隠された代謝異常を見つけ出す方法
例)ΔAG・補正HCO3-を計算してますか? 

●複雑な病態を明らかにする補正式の計算方法と適切な代償の判断
例)このガス所見は代謝性アシドーシスを呼吸性に代償…出来ているのかいないのか?

【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:

【レビュー】『竜馬先生の血液ガス白熱講義150分』【血液ガス分析の初学書といえばこの本一択です】血液ガス分析は大変有用な検査であるため、臨床でもよく施行される検査ではありますが解釈が難しいことも多々あります。 そんな血液ガス分析の基本をわかりやすく、しかも短時間で学ぶことが出来るのがこちらの一冊。 一度飲み会を我慢する程度の時間、価格で血液ガス分析の基本をマスターできてしまうので是非手に取ってみてください。...

2.帰ってきた 竜馬先生の血液ガス白熱講義22問

血液ガス分析に慣れてきた、研修医二年目や後期レジデントのみなさんにお勧めの一冊がこちらです。

歯ごたえのある症例をベースに、血液ガス分析をより深く学ぶことが出来るのでお勧めです。

【基本情報】
タイトル:帰ってきた 竜馬先生の血液ガス白熱講義22問
著者:田中 竜馬
出版社:中外医学者
発行年月日:2017/10/30

【タイプ】
講義型

【ターゲット】
初期研修医2年目(特に前半)

【推定読了時間】
3-4時間

【背景・作者の想い】
●血液ガスの読み方を短時間でマスターできる人気セミナーの内容を書籍化したい
●慣れてきたからこそ迷う解釈、現場の判断をより詳しく学びたい
●血液ガスから複雑な病態を紐解く、血液ガスが読める楽しさを味わってほしい

【学べること(例)】

●pO2↓でRR↑なのにpCO2→:呼吸筋疲労?挿管考慮
●妊婦や肝硬変の患者さんは呼吸性アルカローシス(なぜかわかりますか?)
●室内気のABGをゲットしたら、A-aDO2をチェック!
 (この計算を怠る研修医が多すぎます…)
●代謝性アシドーシスを見たら、浸透圧ギャップ・補正AG・尿AGまで意識

【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:

帰ってきた竜馬先生の血液ガス白熱講義22問
【レビュー】帰ってきた竜馬先生の血液ガス白熱講義22問【血液ガス分析マスターを目指しましょう】今回は、血液ガス分析にある程度慣れてきた方におすすめの一冊をご紹介します。意外と落とし穴が多く解釈の難しい血液ガス分析は、慣れてきたと思ってもより深く研修医が学ぶべき重要項目の一つです。血液ガス分析を深く丁寧に学ぶという観点においては間違いなく完璧な一冊であるので是非ご一読ください。...

3.Dr.竜馬の病態で考える人工呼吸管理

意外と落とし穴が多く解釈の難しい人工呼吸器は、

慣れていない方はもちろん、慣れてきたと思ってもより深く研修医が学ぶべき重要項目の一つです。

人工呼吸器・人工呼吸中の患者に関わるすべての医療従事者にも是非読んでほしい一冊です。

【基本情報】
タイトル:Dr.竜馬の病態で考える人工呼吸管理〜人工呼吸器設定の根拠を病態から理解し、ケーススタディで実践力をアップ!
著者:田中 竜馬
出版社:中外医学者
発行年月日:2014/9/25

【タイプ】
各テーマごとに章別に解説

【ターゲット】

人工呼吸器・人工呼吸中の患者に関わるすべての医療従事者

【推定読了時間】
10-12時間

【背景・作者の想い】
●患者さんにやさしい人工呼吸の方法をすべての医療従事者にマスターしてほしい
●慣れてきたからこそ迷う解釈、現場の判断をより詳しく学びたい
●病態に応じた人工呼吸器の設定や調節、トラブルの対処を根拠から身に着けてほしい

【学べること(例)】

●人工呼吸管理中の酸素化不良で考える原因を4つ想起
●AC、SIMV、SPONTの違いを理解する
●pCO2とpO2の調整方法は?(どこをいじったら調整できるのか?)
●permissive hypercapniaって何?

【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:

Dr.竜馬の病態で考える人工呼吸管理
【レビュー】Dr.竜馬の病態で考える人工呼吸管理【人工呼吸器に関わる医療従事者は必読です】意外と落とし穴が多く解釈の難しい人工呼吸器は、慣れていない方はもちろん、慣れてきたと思ってもより深く研修医が学ぶべき重要項目の一つです。人工呼吸器・人工呼吸中の患者に関わるすべての医療従事者にも是非読んでほしい一冊です。...

4.Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 循環・呼吸編

本書は集中治療分野の病態生理の勉強を始める上で必須の参考書の一つであると思います!

バイタル管理の根幹となる、呼吸器内科と循環器内科をこちらの一冊で勉強するのはとてもオススメです。

【基本情報】
タイトル:Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 循環・呼吸編〜内科疾患の重症化対応に自信がつく!
著者:田中 竜馬
出版社:羊土社
発行年月日:2016/2/7

【タイプ】会話形式⇒まとめページ

【ターゲット】初期研修医1年目(中盤ー後半)

【推定読了時間】7-8時間程度

【作者の背景】
●敗血症や肺炎、COPDなど病棟や外来でよくみる内科疾患が重症化したときの基本的なアプローチ方法を病態生理の視点から氷解していく。
●ショックや低酸素に伴う嫌気性代謝など、全身管理で必要な基本的知識をわかりやすく解説の想い
【学べること】
●重症敗血症の初期対応と、その後の全身管理
例)カテコラミンや抗菌薬、適切なタイミングで適切に変更できますか?
●DO2を意識した全身管理をするための周辺知識の学習
例)全身の酸素化にどれだけHbが重要か、意識できていますか?
●輸液反応性を意識した循環動態への介入
例)輸液するのは血圧を上げるため??⇒COを増やすためです!
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:

【レビュー】Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 循環・呼吸編【病態生理を学ぶならコレ】初期研修医にとって恐怖の場であるICUは苦手ではありませんか。今回はICU管理の苦手意識を払拭する、集中治療分野学習の初めに読むべき一冊としておすすめするのがこちらの一冊です。集中治療領域の病態生理を学ぶ上で右に出る参考書はありません。是非ご一読ください。...

5.Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 内分泌・消化器編

呼吸や循環について少しわかるようになったとしても、ICUで悩みは尽きません。

僕自身もそんな風に無力感に苛まれていた研修医の一人でした。

今回はそんなICU管理の苦手意識を払拭する、集中治療における消化器・内分泌内科分野学習の初めに読むべき一冊としておすすめするのがこちらです!

【基本情報】
タイトル:Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 内分泌・消化器編〜内科疾患の重症化対応に自信がつく!
著者:田中 竜馬
出版社:羊土社
発行年月日:2017/6/3
【タイプ】会話形式⇒まとめページ
【ターゲット】初期研修医1年目(中盤ー後半)
【推定読了時間】7-8時間程度

【作者の背景】

●消化管出血、DKA、急性膵炎など病棟や外来でよくみる内科疾患が重症化したときの基本的なアプローチ方法を病態生理の視点から氷解していく。
●甲状腺ホルモンの測定意義、消化管出血の輸血の適応など、研修医が悩みやすいポイントを体系的に学ぶ

【学べること】

●DKA、HHSの初期対応と、その後の全身管理
例)DKAで介入すべき電解質異常は何でしょう?

●甲状腺機能を図る意義は?
例)背景に甲状腺疾患がなければ、測定する意義に乏しい

●消化管出血のHb正常なら、輸血は必要なし?
例)DO2との兼ね合いを慎重に話すように

【評価】

必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:

【レビュー】Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 内分泌・消化器編【病態生理を学ぶならコレ】ICUでは呼吸や循環について少しわかるようになったとしても、ICUで悩みは尽きません。今回はそんなICU管理の苦手意識を払拭する、内分泌・消化器分野の初めに読むべき一冊としておすすめするのがこちらです。...

 

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