純ジャパ・長期留学経験なしの医学生・研修医がUSMLE STEP2CKで250点の高得点を取る勉強方法に興味はありませんか?
今回は、著者にUSMLEを受験するきっかけを与えてくれた、
超絶優秀な友人のUSMLE STEP2CKの合格体験記をご紹介します。
彼は、著者が医学生・研修医など医療従事者向けのサイトを運営していることを知ってくれて、
「自分の体験記を今後USMLEを受験する方々に是非役立ててほしい!」
と言ってくれました。
純ジャパ・長期留学経験なしでも、2CKで250overを獲得という破格のスコア…!
彼の超具体的な勉強方法、使用した教材とそのレビューまで余すことなく公開してくれました。
有益すぎるため、本当ならば有料で販売してもいいほどの素晴らしい情報が盛りだくさんです。
今後2CKを受験する方は是非参考にしてみてください。
1.本番・模試スコアまとめと受験者のスペック
【本番スコア】
STEP2 CK 253点
【模擬試験】
UWSA1 250 (3週間前)
UWSA2 257 (1週間前)
Free 120 88% (5日前)
勉強期間:1年
受験時期:2020年3月(PGY2)
スペック:純ジャパ、英語圏への留学経験なし
2.使用した教材とレビュー
1.U-world(★★★★★) Anki(★★★★★)
メインで使用した教材です。STEP2CKの教材はSTEP1とは違いシンプルです。
2020年3月では問題数も3300問程度あり1,2年前と比較すると500問程度増えており、
少なくとも250overを目標にするのであればU-worldのみで十分です。
2.OnlineMedEd(★★★★☆) (産婦人科、精神科のみ使用)
動画授業です。日本でいうテコムやメックに当たるものです。アカウントを作れば無料で視聴できます。月60$ほど払えば授業のPDFと動画に字幕をつけることができます。
日本の国家試験では産婦人科はほぼ勉強していなかったのでまずベースの知識を埋めるためにみました。
わかりやすく解説してくれるのでおススメです。
3.Master The Boards(★★★☆☆)
STEP1でいうところのFirst Aidです。抗菌薬などU-worldに載っていない基本的なことを網羅できます。
TIPSは秀逸でU-worldには書いていない小手先のテクニックを教えてくれます。本番も迷った時にTIPSが役に立ちました。
ただ知識としてはかなり細かいことまで書いてありU-worldの内容と相関しないところも多々ある印象でした。
4.All U-world Notes(★☆☆☆☆)
U-worldの内容や表をまとめたものです。
U-worldがアップデートが頻繁にあり同じ問題でも解説の内容や表の中身が変わります。
まとまっていて高い評価をつける方もおられますが、個人的にはこの頻回のアップデートに対応できていないので低評価としました。
5.AMBOSS(★★★☆☆)
最近、人気(?)らしいオンライン問題集です。
1週間の無料体験できます。産婦人科の問題のみ解きましたが、印象としてはU-worldの内容とほぼ同じでした。
fragile x syndromeはMVPの合併が多いなどU-worldには書いていない内容も僅かですがありました。
260 overを目標にされる方は購読する価値はあるかもしれません。
6.USMLE STEP2 SECRETS(★☆☆☆☆)
とりあえず買いまいしたが、全く使いませんでした。
3.模試について
STEP1と違いSTEP2CKはワールド模試の方が本番に近いといわれています。
NBMEは本番のスコアよりかなり低くなるそうです。
筆者はNBMEの模試を直前に受けて自信を無くしたくなかったので、あえて受験しませんでした。
4.本番について
鬼のように難しかったです。
手ごたえ的には230あればいいと思っていました。
U-world同様に鑑別で悩む問題が多かったです。U-worldは本番の問題に限りなく近いと感じました。
初見の行動学の問題は焦って問題を解いていることもあり、なかなか文章を読んでも頭にはいってこないので1分読んでもわからない場合はチェックをつけて後回しにしました。
平均すると各ブロック6~8分くらい時間は余りました。U-worldで慣れていると時間は困らないと思います。
本番は問題文を全部読まないと解けない問題がかなり多くてかなり疲弊しました。
5.最後に
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