医学書レビュー

【レビュー】『ねじ子のヒミツ手技』【これ以上わかりやすい基本手技の参考書はないと思います】


新人看護師や研修医にとって最大の鬼門の一つである、外来や病棟での基本的手技

「Aさんの点滴つないでおいてっていわれた…どうしよう、何からしたらいいんだっけ?そもそもどこに何があるの?!」

最初は準備の仕方やポイントなどもわからないためあたふたすることも多いはず…

また、勤務開始から数年が経ち、いざ新人に教育する立場になった場合には

「この子は何に悩んで何が難しいと感じているんだろう…?」

と教える側も悩むことは多いと思います。

医療従事者にとって必須の業務である手技についてわかりやすく体系的に学べる方法はないのでしょうか?

今回、基本的手技の初学書として強くおすすめしたいのがこちらの一冊です👇

 

これからご覧いただく医学書レビューは、

これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み

その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている

ある救急科専攻医のレビューです。

医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、

是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!

 

 

1.ターゲット層

「ああ、突然挿管のチャンスが巡ってきたけど緊張する、どうしよう…」

「Aライン取れなかったの3回目だ…周囲のスタッフは全員さみしい目をしている…」

「同期のBさんはCVもうバッチリできるらしい…手技に自信が持てないなあ…」

これは著者自身が研修に日々感じていた心の声です。

先輩方は、手技は経験だから慣れればできるよ!と優しくフォローしてくださるけど、

これだけ失敗が続くと一生自分にはできない気がする…

研修医時代の著者と同様に手技に悩む新人の医療従事者はたくさんいると思います。

また、後輩ができて手技を教える立場になった今も的確なアドバイスをするのは難しく、

手技は本当に難しいなと日々感じています…

本書のターゲット層は、

新人看護師・初期研修医1年目(特に前半)/指導する立場の医療従事者

推定読了期間

3-4時間程度

です。

すなわち、すべての医療従事者にとって有益な本であると個人的には感じています!

2.本書の特徴

本書は、医師として業務する傍らイラストレーターとしてご活躍されている森皆ねじ子先生が、

●手技ごとのコツや注意点を、手技を行う前後で読むことで学びを深めてほしい
(※前書きでは通読せず、効率的に飛ばし読みすることを推奨されています)

 

●自分なりのポイントやルールを書き加えていき、「あなたのヒミツ手技」を作って後輩の指導に役立ててほしい

 

という思いを込めて制作されている一冊です。

 

この本を読み終えた時には、

●手技を行う前の効率的で過不足のない物品準備
※自分で準備できなければスタートラインにも立てません!
例)自分で点滴を組み立てることはできますか?
例)CVの際に注意すること、患者さんの体位や自身のポジショニングのポイントは?

●外来や病棟で必要となる様々な基本的手技のポイントや注意点
◎採血・注射 ◎気道確保・挿管 ◎CV・Aライン ◎各種ドレーン ◎硬膜外麻酔 その他多数

●自分自身が指導する側に立った際の後輩への的確なアドバイスに必要な知識
例)初めてAラインにトライする後輩に伝えるべきポイントや注意事項は?

 

など、今後何科に進んでも大事な基礎となる基本手技で学ぶべき重要事項を学習している事でしょう。

3.個人的総評

【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
【医学書レビュー】5つ星評価の各項目とその概要について当サイトの医学書レビューをご覧いただきありがとうございます。 医学書レビューの各記事の5つ星評価の各項目とその概要について説明した...

本書の特徴は何といってもわかりやすく面白いイラストです!

登場人物もみんなかわいし、思わずくすっと笑ってしまうような的確で面白いアドバイスも盛りだくさん!

実際のイラストを見てみたい方は、『ねじ子のヒミツ手技』で画像検索してみてください。

個人的にはすべての医療従事者は一冊必ず携帯するべきだと感じているほどお勧めです。

Amazonでの評価も非常に高いですので興味があればこちらも参考にしてみてください👇

4.おすすめの使い方

●新人看護師・研修医1年目での業務スタートの前にまず通読!

●その後は経験した手技の前後で読み直して復習!

個人的におすすめの使い方うご紹介します!

森皆ねじ子先生は、本書は通読する必要はないとまえがきで言われていますが、
著者個人の意見としては

病院で勤務が始まったばかりであればすべての項目で必ず学びがあるので通読することをお勧めします。

 

その後は森皆ねじ子先生がおっしゃっているように何度も復習し、自分だけのヒミツ手技を作っていくと良いでしょう。

そのあとは後輩の指導を積極的に行って、教える立場に立つとよりそれぞれの手技への理解が深まります!インプットとアウトプットをたくさん経験していきましょう。
また、個人的には初めてやる手技慣れていない手技(経験回数が10回以下)については、

良かった点と悪かった点をレポートにまとめて、

その都度指導していただいた先輩にフィードバックをもらうようにしていた

ので、それもおすすめです!

実際に自分の手技を客観的に評価してもらうこともとても大切だと思います。

このレポートは将来自分が指導する側に立った際にもとても役立つものとなりますので是非!

4.まとめ

本書は病棟業務上で必須の参考書の一つである!  
  
以下に要点や基本情報をまとめましたので、

 

購入する際には参考にしてください。

【基本情報】
タイトル:ねじ子のヒミツ手技 1st Lesson
著者:森皆 ねじ子
出版社:出版会社SMS
発行年月日:2009/6/29

【タイプ】
図表多め・手技項目別

【ターゲット】
看護学生~看護師
医学生・初期研修医

【推定読了時間】
3-4時間

【背景・作者の想い】
手技ごとにコツや注意点を図解しており、手技を行う前後で読むことを想定している
※通読せず、効率的に飛ばし読みすることを推奨
自分なりのポイントやルールを書き加えていき、「あなたのヒミツ手技」を作っていく

【学べること】
●手技を行う前の効率的で過不足のない物品準備
※自分で準備できなければスタートラインにも立てません!
※自分で点滴を組み立てることはできますか?
※CVの際に注意すること、患者さんの体位や自身のポジショニングのポイントは?

●外来や病棟で必要となる様々な基本的手技のポイントや注意点
◎採血・注射 ◎気道確保・挿管 ◎CV・Aライン ◎各種ドレーン ◎硬膜外麻酔 その他多数

●自分自身が指導する側に立った際の後輩への的確なアドバイスに必要な知識
※初めてAラインにトライする後輩に伝えるべきポイントや注意事項は?

【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:

 

 


ねじ子先生の参考書はどれも勉強になるものばかりです。

 

こちらの参考書もおすすめなので興味がある方はコチラもチェックしてみてください👇

 

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