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【手技の苦手を得意に変える!】研修医におすすめのコスパタイパの良い基本手技を学べるコンテンツ5選

研修医が必修とされる基本手技――局所麻酔、採血、静脈ルート、導尿、胃管

この春、これらを“写真+図解”でピンポイントに学べる Web コンテンツが、日本医事新報社から PDFHTML 併売型で販売されています!

私自身、今年こちらの出版社で書籍を執筆したご縁から、最近、これらのコンテンツの存在を知ったのですが、こんなコンテンツが初期研修医のころにあれば……!と心底感じています。

紙の専門書が 4,000~5,000 円・数100ページという従来のボリューム感に対し、

本シリーズは 1,000~2,000 円・約 20~30 ページ。

必要な部分だけを短時間で復習でき、しかも検索性の高い HTML 版も付くためコストパフォーマンスとタイムパフォーマンスは抜群です。

今回は、初期研修医の先生方に特におすすめな、手技の習得に特化した、非常に実践的な5 タイトルをご紹介します。

このシリーズで得られる3つのメリット

① 必修手技をまとめてカバー
厚労省「臨床研修の到達目標」に挙げられた局所麻酔・採血・点滴/CVC・導尿・胃管挿入を、この5冊で一気に網羅できます。​

② 1冊20分で読み切れる分量
1テーマ20~30ページ。救急車搬入待ちの“すきま10分”でも読み切れて、そのまま実践に移せます。

③ PDF+スマホHTMLで改訂にも強い
PDFはオフライン閲覧、HTMLは検索&動画再生に対応。翌年の改訂が出てもリンクで差分だけ追えます。

※本記事は、出版社様よりご案内をいただきコラボ企画として執筆しています。
一部 PR を含む内容となっておりますので、あらかじめご了承ください。

1.局所麻酔法のコツ(Dr.讃岐)

価格/頁数:1,650 円・23 頁

ここが学べる:局所浸潤から脊髄くも膜下麻酔まで、写真とイラストで手順を追体験。副作用対策や硬膜外麻酔の基礎もカバーしています。

おすすめポイントと感想:

あの有名な讃岐先生のコンテンツとあり、一番期待度の高かったものでした。局所麻酔をここまで深堀りしたコンテンツはなかなかなく、大満足の内容でした!合併症対策はもちろん、硬膜外麻酔など麻酔科を回る前に知りたかった内容まで網羅しております。個人的には脊柱の傾きの性差という視点は全くなかったので、非常に参考になりました…!

「縫合を頼まれたけれど麻酔が不安…」という場面で、PDFをスクショして“最後の確認書”にどうぞ。

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2.静脈血・動脈血採血のコツ(Dr.森本)

価格/頁数:1,100 円・18 頁

ここが学べる:駆血帯の位置取り、動脈ラインを確実にとらえるコツ、血液培養の汚染防止策、針刺し事故の初期対応まで。

おすすめポイントと感想:動脈血採血の写真解説は希少。イラストで“手の置き方”まで示してくれるので再現性が高いです。採血管の色を覚えるなど、初期研修医が躓く採血のピットフォールや詳細が事細かに書かれています。毎朝早起きして、病棟患者さんの採血で苦労した日々を思い出しました…!

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3.点滴・静脈確保・中心静脈確保のコツ(Dr.森本)

 

価格/頁数:1,650 円・26 頁+動画1本

ここが学べる:末梢ルート確保から超音波ガイド下 CVC まで、写真→フローチャート→チェックリストで整理。

おすすめポイントと感想:HTML版に埋め込まれた1分10秒の動画で、針先とプローブの同期を“動き”で理解できます。動画解説が秀逸です。百聞は一見にしかずとはまさにこのことですね!ルート確保のコツやピットフォール、手順が丁寧に解説されており、これを見ながらルート確保の手技練習をしたかったなと改めて思いました。

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4.導尿、尿道カテーテル留置のコツ(Dr.大見)

価格/頁数:1,650 円・22 頁

ここが学べる:挿入前の解剖イメージ作りから留置困難時のアルゴリズム、損傷時の応急処置まで3段階で解説。

おすすめポイントと感想:これまたなかなか他の書籍では学ばない手技の内容で、これを読んでから手術室ローテをしたかったと感じました。「抵抗を感じたら X を確認する」図解アルゴリズムは、当直室の貼り紙にしたい完成度です。留置困難な場合のアプローチは、個別のプロブレムごとに解説されており、非常に参考になります。

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5.胃管の挿入と管理のコツ(Dr.畑)

価格/頁数:1,650 円・31 頁

ここが学べる:“ゴックンのタイミング”や固定法を写真で追体験。気管挿管中の患者に対する挿入コツや管材質の豆知識も豊富です。

おすすめポイントと感想::臨床研修中に、上級医から「そこまで知ってるの!?」と言われる小ネタが盛りだくさんだと感じました。写真とイラストが豊富でとてもわかり易い!移管留置についてなかなかうまく指導する際のいいコンテンツがなかったのですが、これはゴールドスタンダードになるレベルでいい内容だと思います。特に、自分は救急集中治療科で挿管後にいれる機会が圧倒的に多かったからだと思うのですが、アウェイクの患者さんに留置する際の正しい声掛けがよくわかっていなかったので非常に勉強になりました。

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外来・病棟・当直と、学びの時間が細切れになりやすい研修医生活。
だからこそ「必要なときに、必要な手技だけを、短時間で復習できる」教材が頼りになります。

〈臨床メモ〉シリーズは1冊20分、価格はスタバ3杯分。

コスパタイパ、共にに優れていますね。
5冊そろえてスマホで見られるようにしておけば、「臨床現場での主義に対する不安」がぐっと小さくなるはずです。
ぜひ明日からの診療に役立ててみてくださいね!

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