本記事では、肩関節脱臼の初期評価から疼痛管理、そして整復と固定までをポイントごとに整理しています。
初期評価:上腕骨骨折などの合併損傷(レッドフラッグ)の有無を確認するとともに、PMS(Pulse・Motor・Sensory)の評価しましょう。
疼痛管理:鎮痛・鎮静を適切に行い、患者さんに「リラックス」してもらうことが整復成功への鍵。局所麻酔、神経ブロック、鎮静薬静注などの選択肢とそれぞれのメリット・デメリットを学びましょう。
整復手技:26種類にものぼる整復法のなかから、国内で比較的実施頻度が高い代表的な手法を取り上げ、具体的な手順をわかりやすくまとめています。
固定:整復後は三角巾とバストバンドによる固定など、再脱臼を予防するためのケアが必要です。
肩関節脱臼を迅速かつ安全に整復するためにも、本スライドを活用して日頃の診療の一助としてください。
ぜひ最後までご覧いただき、明日からの実践に役立てていただければ幸いです。
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以下、スライドの文章まとめです。URL等参考にしていただれば幸いです◎
肩関節脱臼の整復前チェックポイントと評価
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整復前に必ずチェックすべきポイント 上腕骨骨折や神経・血管障害(PMS:脈拍・運動・感覚)の有無 患者が強い疼痛や筋緊張を示す場合は、鎮痛・鎮静を検討 リラックスできないと整復が困難なため、事前の評価が重要
鎮痛・鎮静の選択肢と整復方法
鎮痛・鎮静の選択肢 鎮静薬静注:筋緊縮が強い場合に有用だが、呼吸抑制のリスクあり 肩関節内局所麻酔:簡便で有効、ER滞在時間を短縮できる可能性 末梢神経ブロック:鎮痛効果は高いが、慣れが必要 環境・経験に応じて選択 穿刺点:肩峰突起外側から 1~2cm 下 穿刺深度:21G 針を約 2~3cm 進め 1%リドカイン 20mLを注入注入後 15 分程度待って効果を確認
肩関節脱臼に対して普段実施している整復方法 国内のアンケート調査 Emergency Medicine Alliance : EMA症例105:1月症例解説(設問2) https : //www.emalliance.org/education/case/kaisetsu105を参考に作成
肩関節脱臼の整復法の種類と特徴
Stimson法
FARES(fast, reliable, and safe)法
Milch(ゼロポジション)法
整復後の外固定と関連書籍の紹介
整復後の外固定の一例
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