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【共著者によるレビュー】レジデントノート増刊 救急・ICU頻用薬 いつ、何を、どう使う?【診療の流れに沿って身につける、的確な薬剤選択・調整・投与方法】

この度、私の所属する広島大学救急集中治療医学の先生方にお声がけいただきレジデントノートの執筆を担当させていただきました!

研修医なら誰もが手にしたことがあるであろう、超大人気シリーズ。

今回はレジデントノート3度目の執筆だったのですが、毎回とても緊張します。

無事に原稿が掲載されてほっと一安心しております◎

今回は、自分も携わっている書籍なのでいつものような医学書のレビューというより、
執筆者&実際に読者として手にとってみたからこそ感じたおすすめポイントを中心にご紹介したいと思います。

本書に興味を持たれている方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです◎

 

本書の特徴と魅力

本書の最大の特徴は、二つの症例を軸としたストーリー形式で展開している点です。
ICUや救急の現場での治療薬の選び方や思考プロセスが丁寧に解説されており、研修医と上級医のやり取り(対話シーン)がまさにリアル。

書き手の個性が存分に発揮されているので、知識の習得だけでなく読み物としても楽しめる構成です。

また、章ごとに設けられたコラムにも注目です。

ある先生は基本的な生理学用語の深掘りをしていたり、別の先生は初期研修医ならではの疑問にフォーカスしていたりと、多彩なトピックが盛り込まれています。
ページをめくるたびに新しい視点を得られるので、「あれもこれも知りたい!」という方にはうってつけだと感じました。

対象読者と学びのポイント

「初期研修医2年目から専攻医1年目くらいのアドバンス向けかな?」と感じる方もいるかもしれません。ですが、ICUや救急外来などで重症患者に対応する際に必要な知識が網羅されているため、これからローテーションを控えている医学生や初期研修医1年目の先生方にもぴったりです。

将来的にどの診療科に進んでも“急性期対応”の力は絶対に役立ちますよね。

例えば、血圧管理や呼吸管理の局面での薬物選択など、日常臨床ですぐに応用できるポイントが盛りだくさん。

初期研修医だけでなく、指導医やベテラン看護師の皆さんが読んでも「そうそう、ここは抑えておきたい!」と感じるような実践的な内容が詰まっています◎

共著者としての視点

共著者として執筆に関わったからこそ、一緒に書かれた先生方の“意図”を想像しながら読むのがとても面白いんです。全員それぞれ専門分野や得意な領域が異なるため、思考回路や文章スタイルが多様で、作品全体に奥行きが生まれているなと感じました。

対話形式を多用している点もポイントで、読んでいるうちに「あの先生の口調に似てる!」とクスッと笑ってしまうところが何度もありました。専門書でありながら娯楽本のように読み進められるのは、執筆者同士の連携がしっかりしていたからこそだと思います。

保存版としての価値

私自身、購入した医学書にはガンガン書き込みをして付箋を貼りまくるタイプです。ICUや救急の現場は、瞬発的な判断が求められる場面が多いため、頭の中だけでなく手元の本からも素早く情報を引き出せるようにするのが大切だと考えています。

本書はそうした“超実践的な使い方”ができるように構成されており、読み物としても、参考書としても、二重に美味しい一冊。

もしも「汚したくない!」という方は、私のようにもう一冊“綺麗用”を買うのもアリかもしれません笑

まとめると、「レジデントノート」シリーズに新たに加わった本書は、ICU・救急領域での実践力はもちろん、敗血症診療や主治医力の基礎も同時に学べる充実の内容です。
私自身も執筆者の一人として携わりながら、いざ書籍を手に取った時の感動は今でも忘れられません。研修医~専攻医の方で「今後もっと学びを深めたい!」と考えている方には、ぜひ手にとってほしい一冊です◎

こちらから試し読みをしてみてくださいね👇