研修医なら誰もが手にしたことがあるであろう、超大人気シリーズ。
今回はレジデントノート3度目の執筆だったのですが、毎回とても緊張します。
無事に原稿が掲載されてほっと一安心しております◎
今回は、自分も携わっている書籍なのでいつものような医学書のレビューというより、
執筆者&実際に読者として手にとってみたからこそ感じたおすすめポイントを中心にご紹介したいと思います。
本書に興味を持たれている方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです◎
本書の特徴と魅力
書き手の個性が存分に発揮されているので、知識の習得だけでなく読み物としても楽しめる構成です。
また、章ごとに設けられたコラムにも注目です。
対象読者と学びのポイント
将来的にどの診療科に進んでも“急性期対応”の力は絶対に役立ちますよね。
例えば、血圧管理や呼吸管理の局面での薬物選択など、日常臨床ですぐに応用できるポイントが盛りだくさん。
共著者としての視点
共著者として執筆に関わったからこそ、一緒に書かれた先生方の“意図”を想像しながら読むのがとても面白いんです。全員それぞれ専門分野や得意な領域が異なるため、思考回路や文章スタイルが多様で、作品全体に奥行きが生まれているなと感じました。
対話形式を多用している点もポイントで、読んでいるうちに「あの先生の口調に似てる!」とクスッと笑ってしまうところが何度もありました。専門書でありながら娯楽本のように読み進められるのは、執筆者同士の連携がしっかりしていたからこそだと思います。
保存版としての価値
私自身、購入した医学書にはガンガン書き込みをして付箋を貼りまくるタイプです。ICUや救急の現場は、瞬発的な判断が求められる場面が多いため、頭の中だけでなく手元の本からも素早く情報を引き出せるようにするのが大切だと考えています。
本書はそうした“超実践的な使い方”ができるように構成されており、読み物としても、参考書としても、二重に美味しい一冊。
もしも「汚したくない!」という方は、私のようにもう一冊“綺麗用”を買うのもアリかもしれません笑
私自身も執筆者の一人として携わりながら、いざ書籍を手に取った時の感動は今でも忘れられません。研修医~専攻医の方で「今後もっと学びを深めたい!」と考えている方には、ぜひ手にとってほしい一冊です◎