今回も素敵なレジデントノートに携わらせていただきました!
2024年7月号 Vol.26 No.6「もっと伝わる!症例プレゼン」にて、私も分担執筆をさせていただきました◎
プレゼンテーションとひと言でいっても、救急外来でのコンサルからICUへの入室プレゼンまで、シチュエーションはさまざま。
しかし、「本当に伝えたい核心部分」は、どんな場面でも本質的には共通するところが多いですよね。
【はじめに】
今回の「レジデントノート 2024年7月号 Vol.26 No.6」では、
「もっと伝わる!症例プレゼン」をテーマに、医療現場で欠かせないプレゼンテーション技術について総論から各論まで幅広く解説されています。
研修医・専攻医はもちろん、専門医になってからも「どうすれば効率よく、正確に、そして相手に伝わるか?」で悩むことは多いですよね。
プレゼンやコンサルは、言葉の選び方ひとつで患者さんの診療の質やチーム連携にも大きく影響しますから、学ぶ意義は非常に大きいと思います。
今回の号では、私自身も
「整形外科コンサルトを、救急科と整形外科両方の視点からどう組み立てるか?」
という内容を担当させていただきました◎
【本書の特徴と魅力】
本書の最も魅力的な点は、
総論的な「プレゼンの本質」をしっかり押さえたうえで、
各シチュエーションに合わせた“使える”プレゼン&コンサルトの技術が具体的に学べる構成になっていることです。
プレゼンテーションと言っても、救急外来で短くまとめるショートプレゼンや、ICU入室時に各科に連絡を取るときのコンサルなど、場面によって求められる情報量や伝え方は異なります。
しかし、「この場面ならここまで伝えれば十分」「相手が一番知りたいのはこれだ」という
クリティカルなポイントは、実は共通する部分が多いのです。
そういった“状況や相手のニーズ”に応じた具体的な工夫が多数盛り込まれているのが、本書の大きな魅力だと感じました。
【対象読者と学びのポイント】
本書のターゲットは、
研修医や専攻医の方はもちろん、専門医として現場でバリバリ働いている方にもおすすめです。
医師としての経験を積むほど、
「あれ? こんなプレゼンの仕方で大丈夫だったっけ?」
という疑問を感じる瞬間ってありますよね。
さらに、多忙なときには、“とにかく急ぎで伝える”ことが優先されがちで、後から振り返ると「もう少し整理して話せばよかった」という反省が残ることも。
本書は、そういった「そもそもプレゼンってどう組み立てるべき?」という総論から、「各科にコンサルトするときのポイント」「何をどこまで共有するべきか」の各論までカバーしています。
まさに、「状況を踏まえた的確な情報提供こそが医療の質を左右する」という視点を再確認できる一冊です。
【共著者としての視点 ~整形外科×救急科コンサルトの勘所~】
私が担当させていただいたのは、「整形外科コンサル」をテーマにしたパートです。実は、救急科と整形外科の両面からアプローチする機会が多かったこともあり、
「このケースなら救急科としてはこう考えるけど、整形外科的にはどう受け止めるかな?」
という視点の違いは常に意識してきました。
今回の執筆を通じて改めて思ったのは、どの科にコンサルトしても“伝えるべき本質”は意外とシンプルだということです。
しかし、思い浮かんでいる情報を全部ガーッと言うだけでは伝わりません。
そこで、私なりに考え抜いた
「整理のコツ」をまとめてみましたので、きっとみなさまの診療やコンサル時にもお役に立てるのではないかと思います。
他の執筆者の方々の「総論やICU視点のプレゼン」「診療科ごとのポイント」なども読んでみて、私自身が一番勉強になったと感じるほど、内容は多彩かつ実践的でした!
【嬉しかったこと&感想】
原稿を書く上で、編集者や他の著者の方々からフィードバックをいただくたびに、「プレゼンの組み立て方はこんなに幅があるんだ!」と再認識する場面が多々ありました。
「このプレゼン方法は緊急度の高い場面に向いているな」「こっちは相手が忙しいときにも短く的確に伝わるな」など、使い分けのヒントが得られたことも大きな収穫です。
実際、執筆前と比べると、私自身のコンサルトの仕方に対する意識は大きく変わりましたし、今後もアップデートを続けていきたいなと思っています。
こうして完成した一冊を手に取ると、「勘所」を整理しきった分だけ、すぐに現場で活かせそうなヒントがギュッと詰まっているように思えます◎
【まとめ:総論と各論を行き来しながら、自分の武器を増やそう!】
●「プレゼンの本質」を知ることで、どんな状況にも応用できる!
●各科コンサルトの具体例が満載で、すぐ使えるヒントが多い!
●専門医やベテランでも学び直しに最適!
プレゼンテーションは、医師としてだけでなく、チーム医療を進めていくうえでも欠かせないスキルです。
本書を通じて、
「自分が持っている情報を整理し、相手にとって有益な形で届ける」というマインドを再確認できるのではないでしょうか。
悩みが多いからこそ、プレゼンやコンサルが上達すると診療の質が格段に上がるのも事実。
このレジデントノートでぜひ、“プレゼンの総論”を学んだあとに、“自分に合った各論”を手に入れてください◎
もし興味があれば、ぜひ詳細をチェックしてみてください。
皆さんの「もっと伝わる!」プレゼンライフが充実することを願っています!
◆あとがき◆
素晴らしいレジデントノートがまた誕生しました。私自身が一番勉強になったと感じるほど、各執筆者の先生のこだわりがギュッと詰まった内容となっています。
「自分の原稿が誌面に載るなんて夢みたい…!」という感動も大きいですが、何よりも現場に出た瞬間に「あのコンサルのポイントがここに活きる!」といった場面を想像するとワクワクしてしまいます◎
そして今後も、みなさんがより学びやすい形で知識を吸収できるよう、アウトプットを続けていきたいと思います。
いろいろ試行錯誤しながら書き上げた数ヶ月でしたが、編集・執筆に携わってくださったすべての方々に心から感謝いたします。
【公式ラインアカウント】
各種SNSでのコンテンツ配信を定期的に実施中!
医学書レビューや学習動画など、限定配信もあります◎
気になる方は、ぜひ登録してみてください!
コチラのボタンをタップ!👇
今後も定期的に記事を更新していきますので、
ぜひSNSのフォローやコメントをお待ちしております!