膝関節穿刺はプライマリーケアの現場で頻繁に行われる重要な処置の一つです。
膝の腫脹の鑑別に有効な検査となります。
以下にその重要なポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。👇
Antaaとは、医師・医学生向けのオンラインプラットフォームのことです。
日々の情報のアップデートと、日本各施設で活躍されている先生方の近況が知ることが出来て、私自身とても毎回刺激を受けております。
Antaaではこのようなスライド含め、様々なコンテンツがFacebookグループ・アプリで日々配信されていますので、以下のリンクより登録し視聴してみてください!(なんと無料です!)
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※今回の記事は普段よりお世話になっている、
アンター株式会社COOの西山様含め、
Antaaにて執筆の許可をいただいている記事になります。
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『Antaa』とは?【登録無料!医学生・医師向けオンラインプラットフォーム】医師は一生学び続けなければならない仕事と、世間一般的には言われています。
日々忙しく働く中、自分自身の専門家の知識は深まっていく一方で、
他科の情報や知識のアップデートは難しいなと感じている先生方も多いと思います。
また、研修医の先生方はまだまだ慣れない職場は、毎月のローテで仕事に慣れるのに精一杯の中、自己研鑽の時間を確保できないこともあると思います。
今回は、そんな悩みを解決する参考になればと思い、
日々僕自身もお世話になっている医師同士の情報共有プラットフォームである『Antaa』についてご紹介させていただきます。
その中でも、自分自身がAntaaの中で普段多用させていただいている
素晴らしいツールを3つ厳選して紹介したいと思います。
今回の記事は普段よりお世話になっている、アンター株式会社COOの西山様含め、Antaaにて執筆の許可をいただいている記事になります。...
以下、スライドの文章まとめです。URL等参考にしていただれば幸いです◎
テキスト全文
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模擬症例 78歳 女性 発熱・呼吸困難を主訴に救急搬送され、 胸部CT検査で右肺背側優位の広範な浸潤影を認め、 誤嚥性肺炎の診断で入院の上、CTRX 1 g/dayが開始された。 投与開始翌日に解熱、 3日目より呼吸状態の改善を認めたが、 6日目より再度38℃台の発熱が見られ、 CRPの再上昇も認めた。 呼吸状態は悪化しておらず、 本人は「足が痛くて動かせない」と訴えており、 身体診察では右膝の熱感・腫脹を認めた。
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本症例で考慮される検査 X線検査 CT検査 MRI検査 関節穿刺 →非整形外科医でも膝関節穿刺の基本を知っておくと役立つ!
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膝関節穿刺の適応と禁忌 適応 関節液の性状を検査したい場合 禁忌(絶対的禁忌・相対的禁忌) 穿刺部位に感染兆候がある場合 重度の出血性素因 人工関節置換後(整形外科医が施行すべきである)
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膝関節穿刺の合併症 感染症 腱、神経(伏在神経)、 血管(大伏在静脈)の損傷 これらの神経・血管は内側にあるため、正しい位置で穿刺を行うことが重要! 難しそうな場合、無理しすぎずに整形外科に紹介する! 『整形外科医のための解剖学図譜』より引用
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膝関節穿刺の方法①必要物品の準備 滅菌/未滅菌手袋 消毒液(クロルヘキシジン・ポビドンヨード消毒液など) 18G注射針、シリンジ アル綿・絆創膏 検体用スピッツ
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膝関節穿刺の方法②刺入部・消毒 仰臥位膝進展位をとらせ、 大腿四頭筋を十分に弛緩させる 膝蓋骨の上外縁の裂隙から刺入する。 マーキング後、消毒を行う 消毒後は1分ほど待つことが望ましい 『救急・ERを乗り切る!整形外科診療』より引用
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膝関節穿刺の方法③刺入 膝蓋骨を外側に押し出して関節裂隙を開大しながら刺入する 床と平行に内方に向けて刺入する 『イラスト図解整形外科基本手技』より引用
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提出すべき検査項目 一般(細胞数、関節液結晶、糖、TP、LDH) 培養 Gram染色 ※常温で長時間放置すると糖が下がるため素早く検体を提出する
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結果の解釈 血性→骨折・骨挫傷、靭帯損傷など 黄色透明→OA、半月板損傷など 黄色混濁・白濁→化膿性関節炎・偽痛風・痛風など
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Let’s Try !!!
⚫️膝関節痛を含めた、整形外科疾患の鑑別について学びたい方はこちら▼
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