医学書LABO

『レジデントのためのビジネススキル・マナー』【医師として成功の一歩を踏み出す仕事術55】

研修生活がスタートしたけど、上の先生方との話し方がわからないな…

学会発表で色々な人と交流する機会ができた。失礼のないように話しかけるにはどうしたら…?

「医者は常識がない」これはあらゆる場面でよく耳にする言葉です。

耳が痛い話でありますが、これは鋭い指摘だと思います…。

他の一般的な社会人の方々と比べると医師は言説や接遇敬語の作り方というものが不適切であるケースが多いと、私自身も含め感じていました。

この度素敵な機会に恵まれ、ずっと尊敬していた松尾先生より本書をご贈呈いただきました。

松尾先生は、あのプレゼンテーションの名著『あの研修医はすごい! と思わせる 症例プレゼン〜ニーズに合わせた「伝わる」プレゼンテーションをご執筆された、医学教育方面で非常にご活躍の先生です。

作業の隙間時間に読み始めたら最後、のめりこんで数時間で一気に通読してしまいました。

本書を読むことで

今後、社会人として常識のマナーが必要とされるタイミングが訪れた時に自信を持って取り組むことができます!

今回医師として成長するため身につけておくべき一生使えるビジネススキルとマナーを習得するために読むべき一冊として自分が自信をもっておすすめするのがこちらです👇

 

これからご覧いただく医学書レビューは、

これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み

その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている

ある救急科専攻医のレビューです。

医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、

是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!

 

 

 

1.本書のターゲット層と読了時間

 

【ターゲット層】

医師としてのビジネススキルやマナーを再度インプットしたい全ての方

【推定読了期間】

3-4時間程度

です。

2.本書の特徴

本書は、松尾 貴公先生が執筆された、

【本書の特徴】

●振る舞いや敬語の使い方、自分の売り込み方まで、幅広くビジネススキルとマナー収録

●医師の世界でのビジネスルールを言語化

が特徴の一冊です。

本書を読むことで学べる項目は特徴的なものをピックアップすると、このようになります👇

【本書で学べること】

●社会人として身につけておくべき55の作法とマナー

●ビジネススキルの医師目線での効果的な使い方

●スーツの着方や名刺の渡し方など知っておくと差がつく知識

これらは研修医の先生方にとっては今後どのような診療科に進んでも学んでおくべき大切な事項であると思います。

3.個人的総評

【評価】

必要性:

本の薄さ:

わかりやすさ:

面白さ:

継続使用度:

オススメ度:

本書の特徴はなんと言っても、一社会人として重要な55ものマナーやTipsを収録している点でしょう。

読者の皆さまは、便利な言葉「なるほど」を多用していませんか?

私自身、少なくとも一日一回は使っていたように思います。

しかし本書を読み、不適切な相槌「なるほどなるほど」を連発していた”なるほどさん”の自分は恥ずかしくなりました…笑

このように55の項目では、気付かないと間違えてしまうような言葉遣いをはじめとする正しい目上の人とのタクシーの乗り方、敬語の作法まで盛りだくさん。

敬語の項は全医師必読と言っても過言ではないと思います。

また、ビジネススキルとして有名なエレベーターピッチやwinwin learningなど、言葉では知っていても医師の現場でどう活用すればいいのかわかりにくい言葉がありますよね。

本書では、医師の視点で実例を交えて解説されており、こんな本は未だ存在しなかった…!

松尾先生がどのように臨床現場や学会会場で意識しながらご活躍されてきたか、そんな知恵と知識が満載の一冊でした。

入職して間もない研修医の方はもちろん、後期研修医の先生方、そして私達のような指導医となる立場の医師にとっても学ぶことの多い一冊だと思います。

次回の学会参加の前にも再度この本を読み直したいと思います◎

一方で、あくまで個人的な印象ではありますが気になった点としては、55個を読み進めるのは単調に感じるところもあり、リズム的に少し読みにくいと感じるところもありました。

私自身、ビジネスモデルやライフハックなどについてはとても好きな領域である分、いろいろとフレームワークを学んできた立場からすると、フレームワークを臨床現場でどう使うかの流れが少しこじつけを感じる場面がありました。

この点については少しだけ配慮した上で一度手にとっていただければと思いました。

これらは本書の個人的な評価であり、しかも何様だよと言われてしまうことは重々承知ではありますが、自分は

本書は、一生使えるビジネススキルとマナーを習得するために一度は読むべき一冊である!

と感じました。

4.おすすめの使い方・読み進め方

【本書のおすすめの読み方・活用方法】

●これまで悩んだ場面を思い出しながら通読!

●もしくは興味のある分野を目次を通じてつまみ食い感覚で読んで見る!

●その後はシュミレーションや実際のイベントの前後で読み直して復習!

個人的におすすめの使い方をご紹介します。

著者個人の意見としては、時間があれば3-4時間程度で通読できるので、一気に読んでしまうのも良いと思います。

もちろん、なかなかルール55個をそのまま読み続けるというのは疲れてしまうところもあるので、自分の興味のあるところだけをベースに読み進めながら、1-2時間程度ずつ読んでみるのもおすすめします。

読む際には、「自分がこれまでできていたかどうか」「今後どんな風に対応すれば、自分のビジネススキルやマナーが向上するか」という視点で、この書籍からいかに自分が学ぶかということを意識しながら読むのがおすすめです。

そして、明日から活用しやすいアクションプランも多いので、どんどんと実践する中で身に付けていくことが重要であると感じました。

同期を誘って、”名刺の渡し方”などのマナーの練習をしてみても良いかもしれません。

実際のイベントを通じて、インプットとアウトプットをたくさん経験していきましょう。

5.まとめ

【本書のまとめ】

本書は、一生使えるビジネススキルとマナーを習得するために一度は読むべき一冊である!

まとめると、本書は医師にとってのビジネススキルとマナーについて、素早く学ぶことができる本当におすすめの一冊です。

この一冊を通じて学ぶことで、

今後、社会人として常識のマナーが必要とされるタイミングが訪れた時に自信を持って取り組むことができます!

今後の学びや業務をより良いものにしたい方には是非手にとっていただきたい一冊です◎

以下に要点や基本事項をまとめましたので、

購入する際には是非参考にしていただければ幸いです👇

【基本情報】

タイトル:レジデントのためのビジネススキル・マナー 医師として成功の一歩を踏み出す仕事術55

著者:松尾 貴公

出版社:医学書院

発行年月日:2024/04/03

ターゲット層は、

医師としてのビジネススキルやマナーを再度インプットしたい全ての方

推定読了期間

3-4時間程度

【本書の特徴】

●振る舞いや敬語の使い方、自分の売り込み方まで、幅広くビジネススキルとマナー収録

●医師の世界でのビジネスルールを言語化した

【本書で学べること】

●社会人として身につけておくべき55の作法とマナー

●ビジネススキルの医師目線での効果的な使い方

●スーツの着方や名刺の渡し方など知っておくと差がつく知識

【評価】

必要性:

本の薄さ:

わかりやすさ:

面白さ:

継続使用度:

オススメ度:

【本書のおすすめの読み方・活用方法】

●これまで悩んだ場面を思い出しながら通読!

●もしくは興味のある分野を目次を通じてつまみ食い感覚で読んで見る!

●その後はシュミレーションや実際のイベントの前後で読み直して復習!

【本書のまとめ】

本書は、一生使えるビジネススキルとマナーを習得するために一度は読むべき一冊である!

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