医学書レビュー

『国家試験後の臨床 レジデントが学ぶべき100のこと』 【初期研修中に身に着けたいエッセンスが凝縮!】

・もうすぐ研修医としての生活が始まる…不安ばかりだけど大丈夫だろうか…?

・研修医として働き始めたけれども、国家試験で学んだことと差が大きく難しい…

これらは、初期研修中の先生と仕事をする中でよく耳にする悩みや疑問点であり、

私自身もこの悩みを解消しようとして様々な本を読み漁っていたところ、

この一冊に出会いました。

本書を読むことで、各診療科の基本知識もちろん、抗菌薬や心肺蘇生など、どの診療科に行っても必ず必要となるような医学知識を勉強することができ、研修医生活を自身を持って過ごすことができるようになります!

今回、臨床のリアルを知り、研修医生活で起こりうる不安に対処するために読むべき一冊として自分が自信をもっておすすめするのがこちらです👇

これからご覧いただく医学書レビューは、

これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み

その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている

ある救急科専攻医のレビューです。

医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、

是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!

1.本書のターゲット層と読了時間

【ターゲット層】

初期臨床研修が始まったばかりで、何から勉強していいかわからない研修医

ローテーションする各診療科で壁にぶち当たることが何度もある研修医

【推定読了期間】

16-18時間程度

2.本書の特徴

本書は、渡部 晃平先生が執筆された、

【本書の特徴】

●著者が研修医時代に遭遇した困難を元に書かれた、リアルな経験に基づいている

●科に縛られず、さまざまな視点や切り口で医療現場をとらえている

が特徴の一冊です。

本書を読むことで学べる項目は特徴的なものをピックアップすると、このようになります👇

【本書で学べること】

●研修医に必要な、検査からデータの扱いにまでわたる、最低限を網羅した知識

●授業では教えてくれない、現場のリアル

これらは研修医の先生方にとっては今後どのような診療科に進んでも学んでおくべき大切な事項であると思います。

3.個人的総評

【評価】

必要性:

本の薄さ:

わかりやすさ:

面白さ:

継続使用度:

オススメ度:

※Amazon評価:[jinstar4.2 color=”#ffc32c” size=”16px”]

本書の特徴はなんと言っても、実臨床を経験する中で、誰もが戸惑いがちなポイントを抜き出した実務で非常に役に立つ一冊である点です。

卒後10年目の医師の立場で「現場で使える知識」をシェアしてくださっています。

特に、DICの解説や、抗菌薬治療におけるMICの解説など、難しい概念も生理学に基づいてスッキリと解説されており本当に読みやすいと感じました。

また、多くの医師が苦手意識を持つ、療養型病院や施設入所、介護保険、DPCの知識。

こちらの書籍では、初期研修が終わった後必ず必要となる知識であるこれらの内容にも触れられていることが、非常に素晴らしいと思いました。

このような知識を、各診療科の先生方が専攻医一年目から全員スタンダードとして身につけていると、いかにスムーズなマネジメントができるのか…と想像すると本当に楽しみだと感じます。

加えて、無料の電子版が付属しており、巻末のシリアルコードを登録するとで本書の全ページを閲覧できます。

忙しい勤務中の隙間時間にも、辞書的にいつでもどこでも確認できるので非常に便利です。

そんな本書は、著者自身の研修医時代に抱えた苦悩がつまった一冊です。

彼は自称「非常に出来の悪い研修医」として、国家試験で学んだ知識と実際の臨床のギャップに困惑し、うまく対応できなかったそうです。

そこで、自らが学んだ内容を整理し、自分自身が理解できる形でブログに発信することを始め、仕事に適応するための道筋を見つけていったという背景があります。

私自身も実践している、「学びながら発信する」という行為そのものに非常に共感を覚えました。

一方で、あくまで個人的な印象ではありますが気になった点としては、

蘇生の現場でのチームビルディング

ARDSにおける呼吸管理の筋弛緩薬の立ち位置

などについては、自分が日々臨床をしている立場から見ると少し違和感を感じる記述があるということです。

自分自身が救急治療を、ある程度専門として普段勤務しているからという点もあると思いますが、それ以外の項目についても、もしかしたら少し齟齬を生んでしまう記述があるかも…と思うような表現がいくつかありました。

この点については、書籍の内容を全て鵜呑みにするのではなく、”自分自身でそれぞれの書籍で学んだ内容について、再度吟味して自分で論文や文献にあたって調べなおす”ということが大切です。

自分自身で調べ直すことによって知識を深いものにできるため、学ぶ過程で少し悩ましいと感じた部分は、再度調べ直したりすることをするのをおすすめします。

これらは本書の個人的な評価であり、しかも何様だよと言われてしまうことは重々承知ではありますが、自分は

本書は初期研修に必要な、リアルな現場の知識を身につけるのに最適な一冊である!

と感じました。

4.おすすめの使い方・読み進め方

【本書のおすすめの読み方・活用方法】

●まずは目次を確認、内容を把握しよう!

●興味のある分野を目次を通じてつまみ食い感覚で読んで見る

●その後は経験した症例の前後で、辞書的に読み直して復習!

個人的におすすめの使い方をご紹介します。

本書は非常に網羅性が高く、通読するにはかなり時間がかかってしまうかもしれません。

そのため、一度で全てを把握しようとすると非常に負荷が高くなる可能性はあります。

目次などを参考に全体を軽く通読しておいた上で、「今後、初期研修の二年間のうちにこれらをすべてマスターするんだ」という気持ちで二年間わからなかったことや、壁にぶつかった際にこの書籍に立ち戻って勉強するという方法がおすすめです。

例えば「辞書代わり」として普段の臨床の知識の肉付け、そして壁にぶつかった時の一番最初に確認するべき書籍として活用するなど、広く網羅的なこの書籍の真価が発揮されること間違いなしだと思います。

そのあとは実際の症例を通じてインプットとアウトプットをたくさん経験していきましょう。

5.まとめ

【本書のまとめ】

本書は初期研修に必要な、リアルな現場の知識を身につけるのに最適な一冊である!

研修医生活で起こりうる不安に対処するために読むべき一冊である!

まとめると、本書は授業では習わない初期研修で身につけるべき知識について、網羅的に学ぶことができる初期研修医には本当におすすめの一冊です。

この一冊を通じて学ぶことで、

各診療科の基本知識もちろん、抗菌薬や心肺蘇生など、どの診療科に行っても必ず必要となるような医学知識を勉強することができ、研修医生活を自信を持って過ごすことができるようになります!

今後の学びや業務をより良いものにしたい方には是非手にとっていただきたい一冊です◎

以下に要点や基本事項をまとめましたので、

購入する際には是非参考にしていただければ幸いです👇

【基本情報】

タイトル:国家試験後の臨床 レジデントが学ぶべき100のこと

著者:渡部晃平

出版社:日本医事新聞社

発行年月日:2023/03/14

ターゲット層は、

  • 初期臨床研修が始まったばかりで、何から勉強していいかわからない研修医
  • ローテーションする各診療科で壁にぶち当たることが何度もある研修医

推定読了期間は

16-18時間程度

【本書の特徴】

●著者が研修医時代に遭遇した困難を元に書かれた、リアルな経験に基づいている

●科に縛られず、さまざまな視点や切り口で医療現場をとらえている

【本書で学べること】

●研修医に必要な、検査からデータの扱いにまでわたる、最低限を網羅した知識

●授業では教えてくれない、現場のリアル

【評価】

必要性:

本の薄さ:

わかりやすさ:

面白さ:

継続使用度:

オススメ度:

※Amazon評価:[jinstar4.2 color=”#ffc32c” size=”16px”]

【本書のおすすめの読み方・活用方法】

●まずは目次を確認、内容を把握しよう!

●興味のある分野を目次を通じてつまみ食い感覚で読んで見る

●その後は経験した症例の前後で、辞書的に読み直して復習!

【本書のまとめ】

本書は初期研修に必要な、リアルな現場の知識を身につけるのに最適な一冊である!

研修医生活で起こりうる不安に対処するために読むべき一冊である!

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