心拍数が180回/分ですって報告をもらったけど、何から手を付けよう…?
あれ?数日前から便秘だから下剤をたくさん指示で出してたけど今後は少量の下痢が続く…?
これらは日々病棟管理の勤務中に後輩と悩んでいることで、みなさんもおそらく一度は同じような疑問や悩みを持ったことがあると思います。
この病棟指示や管理はそれぞれの施設や先生によってほぼルーチンのように対応されることも多く、これまで研修医時代も含め、自分自身も体系的に教わることがありませんでした…
そんなもやもやを抱えていた時にこの一冊に出会いました。
本書を読むことで
今後の医者人生通じての病棟管理ストレスは激減します!
今回病棟管理も学ぶ際に読むべき一冊として自分が自信をもっておすすめするのがこちらです👇
これからご覧いただく医学書レビューは、
これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み、
その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている
ある救急科専攻医のレビューです。
医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、
是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!
1.本書のターゲット層と読了時間
【ターゲット層】
初期研修医から後期研修医
【推定読了期間】
4-5時間程度
です。
2.本書の特徴
本書は、 松原知康・宮崎紀樹先生が執筆された、
【本書の特徴】
●発熱時や頻脈・徐脈時、SpO2低下時などよくあるシチュエーションでの適切な投薬・処置の指示の出し方と、Dr.Callされたときの考え方・動き方の解説
以下参考)
レジデントノート 2021年5月号 Vol.23 No.3 ルーティンを見直す!病棟指示と頻用薬の使い方 | 松原知康, 宮崎紀樹 | 医学・薬学 | Kindleストア | Amazon
レジデントノート:ルーティンを見直す!病棟指示と頻用薬の使い方〜意外と教わらない、一生使える知識の詰め合わせ 特集にあたって – 羊土社 (yodosha.co.jp)
M2PLUS | レジデントノート2021年5月 Vol.23 No.3 ルーティンを見直す!病棟指示と頻用薬の使い方~意外と教わらない、一生使える知識の詰め合わせ
●
が特徴の一冊です。
本書を読むことで学べる項目は特徴的なものをピックアップすると、このようになります👇
【本書で学べること】
●発熱時・疼痛時・SpO2低下時・血圧異常・脈拍異常・血糖異常・吐気嘔吐・便秘・不眠不穏での具体的な対応とDr call時の動き方
●それぞれの症状が出る生理学や生化学の観点から学ぶべき知識
これらは研修医の先生方にとっては今後どのような診療科に進んでも学んでおくべき大切な事項であると思います。
本書の総論についてはこちらのURLより無料で読むことができるようになっております!興味のある方はこちらで一度試し読みしてみてください👇
3.個人的総評
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
本書の特徴はなんと言っても、これまでありそうでなかった何科の医師にとっても必要な病棟指示を扱っている一冊であるということ!
安定のレジデントノートクオリティーで、本のページ数も多すぎる事なく完結にまとまっているので、苦痛を感じることなく通読することができます◎
それぞれの分野の専門化の先生方が、本書の解説は初学者にも理解しやすいようわかりやすく丁寧に書いてくださっているので、途中で挫折してしまうことも少ないと思います。
一度通読して病棟指示について学んだ後でも、半年後や一年後はもちろん、今後医師として診療に当たる上で一生活用することができる一冊なのではないでしょうか。
また、学んだ知識は今後の後輩教育でも大いに役立つと感じました!
自分自身、病棟指示について体系的に学んだ記憶はなく、今後はこの本で学んだ知識をベースに自信を持って後輩を指導できるようになったと感じました。
これらは本書の個人的な評価であり、しかも何様だよと言われてしまうことは重々承知ではありますが、自分は
本書は今後医師人生の中で一生必要な、病棟管理や指示の知識についてわかりやすく学べる研修医必読の一冊である!
と感じました。
一般病棟だけでなく、ICUなどの重症患者さんの管理について学びたい方はこちらの一冊もオススメです👇
4.おすすめの使い方・読み進め方
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
これまで悩んだ診療を思い出しながらまず通読!
目次を参考にさらっと通読して、どこに何が書いてあるかざっくり把握(付箋を貼るのも良いでしょう)
●病棟管理で悩んだ時はいつでも参照しながら実践で学んでいく!
個人的におすすめの使い方をご紹介します!
どこに何が書いてあるかざっくり把握し、いつでも復習できるように付箋を貼るのも良いでしょう。
その後は実際に経験した病棟管理の前後で読み直して復習することで知識を深められます◎
このテーマは後輩を指導する時にレクチャーしやすいのでたくさんアウトプットすることでより知識を定着させられると思います。
5.まとめ
【本書のまとめ】
本書は今後医師人生の中で一生必要な、病棟管理や指示の知識についてわかりやすく学べる研修医必読の一冊である!
まとめると、本書は病棟管理について、わかりやすく学ぶことができる研修医には本当におすすめの一冊です。
この一冊を通じて学ぶことで、
今後呼ばれていたかもしれないDr callの回数が減り、日々の業務がとても効率的になるので、多くの時間と心の余裕が得られます!
今後の学びや業務をより良いものにしたい方には是非手にとっていただきたい一冊です◎
以下に要点や基本事項をまとめましたので、
購入する際には是非参考にしていただければ幸いです👇
【基本情報】
タイトル:レジデントノート 2021年5月号 Vol.23 No.3 ルーティンを見直す!病棟指示と頻用薬の使い方
著者:松原知康・宮崎紀樹
出版社:羊土社
発行年月日:2021/5/1
【ターゲット層】
初期研修医から後期研修医
【本書の種類】
通読系・目次系
【推定読了期間】
4-5時間程度
【本書の特徴】
●発熱時や頻脈・徐脈時、SpO2低下時などよくあるシチュエーションでの適切な投薬・処置の指示の出し方と、Dr.Callされたときの考え方・動き方の解説
【本書で学べること】
●発熱時・疼痛時・SpO2低下時・血圧異常・脈拍異常・血糖異常・吐気嘔吐・便秘・不眠不穏での具体的な対応とDr call時の動き方
●それぞれの症状が出る生理学や生化学の観点から学ぶべき知識
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
これまで悩んだ診療を思い出しながらまず通読!
目次を参考にさらっと通読して、どこに何が書いてあるかざっくり把握(付箋を貼るのも良いでしょう)
●病棟管理で悩んだ時はいつでも参照しながら実践で学んでいく!
【本書のまとめ】
本書は今後医師人生の中で一生必要な、病棟管理や指示の知識についてわかりやすく学べる研修医必読の一冊である!
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