ER・ICUでの業務の合間に後輩たちからよく聞くのは、
「検査値の解釈がよくわかりません…」
「CRPが上がってきたから感染が疑われますかね…?」
といった率直な声。。
確かに自分自身いろんな医学書を読んできましたが、
この検査値の異常は何を意味しているのか…と質問の返答に困ってしまうこともしばしば。
ルーチンの血液検査の解釈についてもっと体系的に学びたい…!
そんな時、この一冊に出会いました。
今回、検査所見の解釈の学習に読むべき一冊として自分が自信をもっておすすめするのがこちらです👇
これからご覧いただく医学書レビューは、
これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み、
その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている
ある救急科専攻医のレビューです。
医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、
是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!
1.本書のターゲット層と読了時間
ターゲット層は、
初期研修医・薬剤師
推定読了期間は
10-12時間程度
です。
2.本書の特徴
本書は、本田 孝行 先生が、
3.個人的総評
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
さすがAmazonベストセラー1位の人気の一冊だけあって、総評もほぼカンスト状態です…
いままで自分はどれだけ曖昧かつ雰囲気で検査値の解釈を行っていたのか痛感しました…
特に感染徴候を疑う左方移動の内容については目から鱗の内容ばかりでした。
また、医学書に陥りがちなインプット過多にならないよう、常に問題に取り組んでいるため能動的に学ぶことが出来ます。
インプットと同時にアウトプットも行えるので、明日からの検査値の解釈にすぐ応用することが出来てとても実践的であると感じました!
本書は、検査値について体系的に学ぶ上で必須の一冊である!
と感じました。今後出会う初期研修医に本書を勧めたいと思います。
4.おすすめの使い方・読み進め方
●これまで悩んだ診療を思い出しながら、問題を解きつつまず通読!
●時間をおいてエッセンスの部分について復習
個人的におすすめの使い方をご紹介します!
本書を読んだ後に経験する検査値の解釈は理論だったものとなるので、初期研修医など早い段階での通読をおすすめします。
そのあとは実際の症例を通じてインプットとアウトプットをたくさん経験していきましょう。
5.まとめ
【基本情報】
タイトル:検査値を読むトレーニング: ルーチン検査でここまでわかる
著者:本田 孝行
出版社:医学書院
発行年月日:2019/1/1
ターゲット層は、
初期研修医・薬剤師
推定読了期間は
10-12時間程度
【本書の種類】
通読系・症例ベース
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
【おすすめの使い方・読み進め方】
●これまで悩んだ診療を思い出しながら、問題を解きつつまず通読!
●時間をおいてエッセンスの部分について復習
【まとめ】
本書は、検査値について体系的に学ぶ上で必須の一冊である!