医学書レビュー

【レビュー】『やっくん先生のそこが知りたかった中毒診療』【まさに中毒診療の攻略本です】


研修医含め、救急外来での苦手意識を持たれている方も多い中毒診療

「この方の胃洗浄は必要なのかな…?」

「この方暴れているけど鎮静すると気道閉塞しそうどうしよう…」

自分自身も日々中毒診療に悩むことが多く、もれなく苦手意識を持っていました。

救急外来で働く医療従事者にとって、必須の知識である中毒についてわかりやすく体系的に学べる方法はないのでしょうか?

今回、中毒診療の初学書として強くおすすめしたいのがこちらの一冊です👇

自分自身、初期研修医時代にこの本に出会いたかった…

 

これからご覧いただく医学書レビューは、

これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み

その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている

ある救急科専攻医のレビューです。

医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、

是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!

 

 

1.ターゲット層

本書のターゲット層は、

新人看護師・初期研修医/救急外来を主戦場とする後期研修医

推定読了期間

3時間程度

です。

すなわち、救急外来で勤務する医療従事者が短時間で中毒診療を学ぶにあたって有益な本であると個人的には感じています!

2.本書の特徴

本書は、救急科専門医であり中毒を専門とされる薬師寺泰匡先生が、

●中毒診療現場で遭遇する困った問題をどうすれば良いのか体系化された方法の伝授して苦手意識を克服してほしい

 

●中毒診療の実務に役立つ“攻略本”のような書籍になることを目指し、正攻法から裏技的な方法までを伝えたい

 

という思いを込めて制作されている一冊です。

 

この本を読み終えた時には、

「警察呼ぶの?呼ばないの?」
「拮抗薬って覚えなきゃいけないの?」
「患者さん、暴れているやん!」

といった、中毒診療で出会う疑問や問題点を学習して中毒診療に対する苦手意識を克服できている事でしょう。

3.個人的総評

【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:

本書の特徴は何といってもわかりやすく面白い先生の軽快な文章です!

本書で喩えとして登場するドラゴンクエストなど、中毒の難しい内容を読者である我々に大変わかりやすく書いてくださっているので楽しくすらすらと読めます!

自分自身当直業務の合間に面白すぎて一気に通読してしましました。笑

個人的には中毒診療に関わるすべての医療従事者は一冊必ず携帯するべきだと感じているほどお勧めです。

特に中毒診療の参考書を読んだことがない方はまずこの一冊を強くお勧めします。

継続使用性については、先生自身も本書はあくまで攻略本として書いており、より詳しい治療については各種成書を参考にしてほしいと強調されていたのであえて☆3とさせていただきましたが、個人的には7-8割程度の日本で経験する中毒診療については問題なく初療できるのではないかなと思いました。

Amazonでの評価も非常に高いですので興味があればこちらも参考にしてみてください👇

4.おすすめの使い方

●これまで悩んだ中毒診療を思い出しながらまず通読!

●その後は経験した症例の前後で読み直して復習!

個人的におすすめの使い方をご紹介します!

著者個人の意見としては

本書を読んだ後に経験する中毒診療は、攻略本を読みながらゲームをするくらいなぜかワクワクするようになるので、初期研修医など早い段階での通読をおすすめします。

そのあとは実際の症例を通じてインプットとアウトプットをたくさん経験していきましょう。

4.まとめ

本書は中毒診療の初学書として強くおすすめしたい、中毒診療に必須の参考書の一つである!  
  
以下に要点や基本情報をまとめましたので、

 

購入する際には参考にしてください。

【基本情報】
タイトル:やっくん先生の そこが知りたかった 中毒診療 ~だから中毒診療はおもしろいんよ~
著者:薬師寺泰匡
出版社:金芳堂
発行年月日:2020年02月

【タイプ】
通読タイプ

【ターゲット】
看護学生~看護師
医学生・初期研修医

救急外来を主戦場とする後期研修医

【推定読了時間】
3時間

【背景・作者の想い】

●中毒診療現場で遭遇する困った問題をどうすれば良いのか体系化された方法の伝授して苦手意識を克服してほしい

●中毒診療の実務に役立つ“攻略本”のような書籍になることを目指し、正攻法から裏技的な方法までを伝えたい

【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:

 

 

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