USMLEの合格のために欠かせないのが、オンライン問題集です。
アメリカの受験生はもちろん、日本人の受験生にとっても最も重要な勉強コンテンツの一つです。
今回はその中でも有名なオンライン問題集の一つであるKaplan Q bankの
Kaplan Q bankの特徴や最近の受験生のトレンド
筆者自身が使ってみたKaplanの使用感や感想
についての記事を書きたいと思います。
なぜこのKaplanに注目した記事を書くかというと、
僕自身が勉強開始前のリサーチの段階で、様々なUSMLEの受験ブログを見た際に
受験生によって、Kaplanを使ったか使っていないか結構分かれているな
と感じたからです。ちなみに僕は使用しました。
(ちなみに現在すべての受験生が使用しているといっても過言ではない一番人気のオンライン問題集は、USMLE world Q bankです。)
今回の記事は、
・USMLEに興味がある医学生や研修医の方々
・USMLE STEP1のオンライン問題集事情について知りたい 方々
・特にその中でも、短期間の効率的な対策で受験したいと考えている方々
に是非読んでいただきたい記事です!
※この記事で説明する勉強方法は、STEP1で高得点を取るための勉強法ではなく、
効率よく合格することに主眼を置いたものです。
それを踏まえたうえで読んでみてください!
1.Kaplan Q bankの特徴
まずはオンライン問題集、Kaplan Q bankの特徴について説明したいと思います!
USMLE world Q bankやUSMLE‐Rxなどのその他オンライン問題集と同様、問題の分野などを選択して1回の演習で最大40問ずつ解くスタイルで演習していきます。
CBTや医師国家試験などでクエバンオンラインを使ったことがある方は、それを思い浮かべていただければわかりやすいと思います。
注意点や特徴は以下の通りです。
・問題は約2100問(2019年7月現在)
・自分で使用できる期間を決定して購入(値段については下記参照)
・解答解説付き、画像による解説も豊富
・問題の内容は本番よりもやや難しくマニアックであるといわれている
・UWorldのようにオンライン問題集のなかでフラッシュカードを作成したり使用することはできない
気になる方は実際のサイトで詳細をチェック👇
そして今回記事にする際にリサーチして知った新しく知ったことなのですが、なんと
僕が契約した時とは異なるSTEP1対策コースが存在しています笑笑
その名も、Qbank Integrated Plan
これまでの(通常の)Qbankのプランと比較すると以下のような感じです。
【Normal】
1month:$99 12months:$199
18months:$299 24months:$399
【Integrated Plan】
3months:$299 6months:$349
12months:$449 18month:$529
24month:$599
Integrated Planで主に追加されていることは、
・各個人に合わせて構築された勉強プログラム
・26のMastery Assessmentsが受けられる(488問の追加問題による)
・40-70時間のオンライン授業が視聴できる
だそうです。上に掲載したKaplanのHPに実際のIntegrated Planの説明動画がありますので、気になる方は是非チェックしてみてください!
Integrated Planはオンライン問題集の価格としてはかなり割高ではありますが、もしかしたらかなり有用なのかもしれません…!
これまで日本人受験生のレビューも見たことがないのでかなり新しいコースなのかもしれません。受講された方は是非レビューお願いいたします!
2.最近の受験生のオンライン問題集の選択傾向について
最近の受験生のオンライン問題集の選択傾向についてお話させていただきます。
様々な日本人受験生のブログを見て僕が感じたのは、
・2010年代前半の方々は、UWorldとKaplanを両方受けるパターンが多い
・ここ2-3年の方々は、UWorldとRx(またはUWorldのみ)で受ける人が多い
ということです。
僕は心配性だったので、昔から定評がある上記のUWorldとKaplanを両方受けるパターンを選択しました。
筆者自身のKaplan体験記と反省点
筆者自身の実際の勉強スケジュールがこちら👇
年間の具体的なスケジュールについて知りたい方はこちらをチェック👇
https://www.dancing-doctor.com/entry/step1-yearly
先にKaplanを購入して、UWorldを解くスタイルでした。
理由としては、この当時はKaplanは1年間コースしかなく、先にKaplanを取ってからUWorldを取る方がUWorldの契約期間を短くできて安く済むからです笑
最近はKaplanももっと細かく契約期間を変更できるからこれはどちらでもいいのかも。
体感としては、UWorldや本番の問題と比較するとやはり難易度は高めでした。
というか、簡単な問題はあっけないほど簡単なものもあり、UWorldに比べると問題の難易度のばらつきがある印象でした。
あとウイルスや寄生虫の問題が激ムズなのと、甲状腺疾患や小児代謝疾患問題が多いなど、分野によっても偏りがある気もしました。
そんなKaplanのいい点としては、
解説の画像が保存可能なのでEvernoteやAnkiにまとめ、復習しやすいこと!
これはコピーが禁止されているUWorld問題集と比較すると結構重要なポイントですね!
この僕のオンライン問題集を契約した一連のスケジュール、結論から言うと
失敗だったなと思います笑
反省点としては、
・難易度的に簡単な順のUWorld⇒Kaplanにすればよかった
・2つの問題集をしっかり復習するには勉強スケジュールがタイトすぎて、Kaplanの復習がかなりおろそかになった
・短期間で効率的に合格するならUWorldだけでよかった気がする
の3点です。これは今後受験する皆さんには参考にしてもらいたいポイントですね…!
3.まとめ
まとめると、
・Kaplanは他の問題集とくらべるとマニアックな問題が多いが、解説画像を保存できるのがメリット!
・STEP1を合格することだけを考えると、Kaplanは必須ではない印象!(ハイスコアを目指すならもちろん契約すべき!)
・最近導入されたと思われるQbank Integrated Planで契約すれば、オンライン講義解説付きなのでかなり有用なのかもしれない!
となります。是非参考にしてみてください!
みなさまのリアクションが今後の記事を書くモチベーションになります!