心肺蘇生が必要な場面って、本当にバタバタして焦りますよね。
そんな時に「何から見るか」「どう介入するか」を整理するのが、BLSやACLSの流れをしっかり理解することです。
2025年10月、心肺蘇生のガイドラインが改定されました。
「何が変わったの?」
「今までのやり方で大丈夫?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回のQラボセミナーでは、日本のJRCガイドラインをベースに、アメリカのAHAやヨーロッパのERCのガイドラインも参照しながら、心肺蘇生法の基本と2025年の改定ポイントを一緒に整理していきました。
結論から言うと、基本のところは大きく変わっていません。だからこそ、やっぱり大事なことは大事なんです。このセミナーで、明日から使える知識を一緒に確認していきましょう。
📹 セミナー動画
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QlaboCPR
です。
心停止の判断:迷ったら胸骨圧迫
2:56~7:32
心肺蘇生が必要かどうかを判断する。これがまず大前提ですよね。患者さんが倒れていて、この人に心肺蘇生がいるのかどうかを判断するというところの基準が必要になるわけです。
安全確認から反応の確認まで
まずは安全確認です。
3つのSでしましょうと言われたりしますね。
- Self(自分自身):手袋をつけたり、感染防御をする
- Scene(現場):屋外が安全かどうか、院内でも現場で救急医療を提供して問題がないかを確認
- Survivor(傷病者):周囲の安全と自分の身を守った上で傷病者に近づく
反応を見るときは、「大丈夫ですか」と声をかけながら、肩を軽く叩きます。
ガンガン振ったりすると、脱力している患者さんの場合、頸椎の不安定性があれば頸髄損傷のリスクになる可能性もあるので、肩をしっかり叩いて確認しましょう。
呼吸と脈の確認
呼吸と脈の確認は10秒以内で行います。脈の確認は頸動脈で行いますが、皆さん自分の脈を触れることができますか?
甲状軟骨の中央を触れて、そこから自分の方に手前に引くんですよ。意外と奥にグッと押さえてやると、ドクドクするのを感じられると思います。まずは自分の脈を触れるようにならないと、患者さんの脈も触れられませんよね。
2025年の変更点:「異常な呼吸」という表現に
今までは「反応がなくて呼吸がない、もしくは死戦期呼吸の時は胸骨圧迫をしましょう」と言われていました。2025年からは「異常な呼吸」という表現に変わりました。
死戦期呼吸に限定しないということですね。とにかくおかしな呼吸をしている、普通の人じゃないような呼吸をしている場合は、疑わしきは胸骨圧迫を始めるというのがポイントです。
実際の臨床現場で「これってどっちだろう」と迷う瞬間って、僕も救急として働いていてもありますよ。そういう時どうするかというと、迷ったら胸骨圧迫を始めるというスタンスでいいかなと思います。
- 安全確認は3つのS(Self, Scene, Survivor)で行う
- 呼吸と脈の確認は10秒以内で行う
- 2025年から「死戦期呼吸」ではなく「異常な呼吸」という表現に変更
- 迷ったら胸骨圧迫を始めるというスタンスが重要
BLSの基本:強く、早く、絶え間なく
7:32~15:17
BLS(Basic Life Support:一次救命処置)の基本は、2020年から2025年の改定でも大きく変わっていません。やっぱり大事なことは大事なんですよね。
胸骨圧迫のポイント
胸骨圧迫の姿勢は、肘をまっすぐ伸ばして、床に寝かせた患者さんの横に立ちます。胸骨の下半分、胸の真ん中あたりを押しますよね。
「強く、早く、絶え間なく」と言いますが、具体的には:
- 強さ:約5cm、6cmを超えないぐらい
- 速さ:1分間に100~120回(BPM)
- リコイル:圧迫した後しっかり戻す(心臓の拡張を妨げない)
- 中断:最小限に(10秒以内が目安)
速さのイメージは、曲で言うとアンパンマンの歌とか。僕は藤井風が好きなんで「キラリ」っていう曲がちょうどいいリズムなんですよ。「どこにいたの探してたよ」ってね。笑
人工呼吸と胸骨圧迫の比率
成人のBLSでは、30対2でリズムを取ります。30回押して2回換気。これは気管挿管前の比率ですね。
人工呼吸でバックバルブマスクを使う場合、EC法でマスクフィットを意識します。特に小指を下顎角に引っ掛けてしっかり持ち上げるのがポイントです。
- 胸骨圧迫は「強く(約5cm)、早く(100~120回/分)、絶え間なく」
- 圧迫後のリコイル(戻し)を忘れずに
- 中断は最小限に(10秒以内が目安)
- 胸骨圧迫と人工呼吸の比率は30対2
AEDの使い方とパッドの位置
15:17~23:04
AED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)は、音声ガイドに従えば誰でも使えるようになっています。心電図も解析してくれて、除細動が必要かどうかも自動で判断してくれる優れものですよね。
AEDの基本的な流れ
- 電源を入れる → 音声ガイドが流れる
- パッドを取り出して貼り、コネクタを接続
- 自動で解析が始まる → 患者から離れる
- 「ショックが必要です」と言われたら周囲の安全を確認してショックボタンを押す
- ショック後はすぐに胸骨圧迫を再開(「やったか」と待つ時間は不要!)
パッドの位置:心臓を挟み込むように
パッドを貼る位置がポイントです。心臓は左側の胸の真ん中にあるので、これを挟み込むように貼ります。
右の肩の方はイメージしやすいんですが、左の脇腹の側胸部のところ、これが結構表面になっている人を見かけることがあるんですよね。セミナーとかで。背中の裏の方まで回り込むように貼るというのをぜひ意識してください。
2025年の変更点:パッドの位置のオプション
AHAのガイドラインでは、前胸部から背部に貼るというオプションも提案されています。3回ショックしても心拍が再開しない場合は、ベクトルを変えてみましょうということですね。
ただこれはかなりアドバンスな内容なので、まずは基本の前胸部から側胸部への貼り方をしっかり覚えておくのがいいかなと思います。
よくある質問:こんな時どうする?
- 体表が濡れている時 → しっかり拭いてから貼る
- 貼付薬がある時 → 剥がしてから貼る(ホクナリンテープなど)
- ブラジャーがある時 → 正しい位置に貼れるならずらすだけでOK
- 指輪やネックレス → 通電する場所でなければそのままでも大丈夫
- AEDは音声ガイドに従えば使える
- パッドは心臓を挟み込むように貼る(側胸部は背中側まで回り込む)
- ショック後は「やったか」と待たず、すぐに胸骨圧迫を再開
- 3回ショックしても再開しない場合はベクトルチェンジを検討
BLSの2025年改定ポイント
23:04~31:47
BLSのガイドラインで2025年に変わったところをまとめてみました。多くはそんなに変わらないんですけど、いくつかポイントがあります。
「合併症」から「偶発的な身体障害」へ
胸骨圧迫で肋骨骨折などが起こることがありますよね。これを「合併症」ではなく「偶発的な身体障害」という用語に変わりました。
これは何を言っているかというと、心停止しているかどうか迷うような患者さんに胸骨圧迫することに対する心理的な障壁を減らそうということなんです。骨が折れるかもしれないということより、胸骨圧迫することのメリットの方が圧倒的に大きいわけですから。
中断時間の表現
ショック前の中断時間「10秒以内」という数値が削除されました。結局、現場でどうするかというと「できる限り短く」ということです。11秒だったから云々という話ではなく、とにかく中断時間を少なくしましょうというのが大事ですね。
背板について
胸骨圧迫をするとき、ベッドが柔らかいままだと圧が伝わりにくいですよね。背板を使って硬いところでやりましょうという話があります。
ただ、CPR中の移動のリスク(ルートが抜ける、胸骨圧迫が中断するなど)と比べると、そこまでメリットがないんじゃないかということも言われています。基本はベッドのCPRモードで硬くするか、無理がなく人手があれば背板を入れるというアクションでいいかなと思います。
ヘッドアップCPRは?
研究で効果があるんじゃないかと言われていましたが、特殊なベッドが必要だったり、エビデンスとしてもそこまで蓄積されていなかったので、現状は従来のCPRでいいということになっています。
PPE(感染防御)について
コロナ禍でPPEをつけての心肺蘇生が話題になりましたよね。PPEをつけると疲れるので、交代のタイミングや人員を増やすことが書かれています。
また、コロナ禍では胸骨圧迫だけを優先するという話もありましたが、現在は人工呼吸も大事だよねというニュアンスに変わりつつあります。
- 「偶発的な身体障害」:胸骨圧迫をためらわないでほしいというメッセージ
- 中断時間は「できる限り短く」
- ヘッドアップCPRは現状不要、従来のCPRで良い
- 人工呼吸の重要性が改めて強調されている
ALS(二次救命処置)の基本
31:47~39:47
ALSってACLSとほぼ一緒だと思ってもらっていいかなと思います。BLSに加えて、軌道確保、心電図解析、除細動、薬剤投与などを含めた高度な救命処置ですね。
ALSで覚えておくべき3つのこと
- 気道管理:バックバルブマスク換気、気管挿管
- 除細動:心電図波形の判断と電気ショック
- 薬剤・輸液:アドレナリン、アミオダロンの投与
心停止時の4つの心電図波形
心停止時の心電図波形は4種類です。国家試験でも勉強しますよね。
- VF(心室細動):不規則な心室波 → ショック適応
- パルスレスVT(無脈性心室頻拍):規則的な心室波形だが脈がない → ショック適応
- PEA(無脈性電気活動):波形はあるが脈がない → ショック適応なし
- エーシストール(心静止):完全にフラット → ショック適応なし
リズムチェックとパルスチェックはほぼ同時に行います。心電図波形を見ながら、実際に頸動脈が触れるかどうかを確認するということですね。
気管挿管後の換気
気管挿管前は胸骨圧迫と人工呼吸の比は30対2で同期させましたよね。挿管後は変わります。
挿管後は、胸骨圧迫を絶え間なくやりながら、6秒に1回換気をします。非同期になるということですね。
気管挿管の位置づけ
院内急変というとかっこよく挿管するイメージがあるかもしれません。でも実は、バックバルブマスクでしっかり換気できていたら、急いで挿管しなくてもいいんですよ。
人がいないときに無理に挿管に固執しなくてもいいというのがポイントです。もちろん、人手がたくさんいて物品も準備できる状況なら挿管をトライするのは全然アリです。
- 心停止時の心電図波形は4種類(VF、パルスレスVT、PEA、エーシストール)
- VFとパルスレスVTはショック適応、PEAとエーシストールはショック適応なし
- 気管挿管後は非同期で6秒に1回換気
- バックバルブマスク換気ができていれば挿管に固執しなくてよい
薬剤投与のタイミングと用量
39:47~57:51
心肺蘇生において薬剤投与はすごく大事です。患者さんが蘇生するかどうかの率が変わってくるわけですから。
ルート確保:骨髄路を選択肢に
心停止している患者さんは有効循環血液量が少ないので、ルートがすぐには取れないことが多いですよね。
今回のガイドラインでは、末梢静脈路を2回トライしてダメだったら、骨髄路にしましょうと明記されています。
僕も救急になりたての時、シースを入れることにこだわりすぎていた時期がありました。でも骨髄路の方が早いこともある。迷ったら骨髄路を取るという選択肢を覚えておくのは大事かなと思います。
PEA・エーシストールの場合
ショック適応がない場合(PEA、エーシストール)は:
- 波形を診断した時点でアドレナリン1mgを投与
- その後は2サイクル(3~5分)ごとに投与
アドレナリンのプレフィルドシリンジは1mgなので、あれを静脈内投与するということですね。バソプレシンとかどうかという議論もありますが、結論から言うとアドレナリン一択で考えてもらっていいかなと思います。
VF・パルスレスVTの場合
ショック適応がある場合(VF、パルスレスVT)は:
- 診断したらすぐショック
- 2分後のリズムチェック・パルスチェックでまだ続いていたらショック
- 2回目のショックの後にアドレナリン1mg
- さらに続いていたら、ショック+アミオダロン
アミオダロンの投与量は、初回300mg(2アンプル)です。1アンプルじゃなくて2アンプルというのをぜひ覚えておいてください。その後は150mgを追加投与します。
2025年の変更点:アドレナリンの早期投与
アドレナリンの早期投与がより明確に記載されました。とにかく速やかに投与しましょうということです。
ROSC(心拍再開)の率は上がります。ただ、長期的な神経予後が良くなるかというと、そこはエビデンスがないと言われていることが多いですね。現場ではとにかくアドレナリンを早く投与しましょうということを覚えておきます。
- 末梢静脈路を2回トライしてダメなら骨髄路へ
- PEA・エーシストールは診断時点でアドレナリン1mg投与
- VF・パルスレスVTは2回目のショック後にアドレナリン
- アミオダロンの初回投与量は300mg(2アンプル)
ALSの2025年改定ポイント
57:51~1:12:42
ALSのガイドラインで変わったところ、変わらなかったところをまとめます。
前胸部叩打は記載なしに
コードブルーでヤマピーがドーンとやって心拍が再開する、あのイメージですよね。実は2025年からは記載自体がなくなりました。
有効じゃないとかエビデンスがないからダメというわけではなく、推奨度としてガイドラインに書くほどのものではないという判断です。基本的には早期に電気ショックできるようにAEDを持ってくる、除細動器を準備することが大事ですね。
カルシウムはルーチンでは不要
心停止の時にカルシウムをとりあえず投与しようという考え方もありますが、低カルシウム血症が心停止の原因である場合以外は、ルーチンでの投与は推奨されていません。むしろ害の懸念もあるということです。
メイロンもルーチンでは不要
心停止の時はアシデミアになるので、メイロン全開でという考え方もあります。ただ、アシデミアを正常化させたとしても、それ自体が有効かどうかは不確実で、害になる可能性もあります。
三環系抗うつ薬の中毒や高カリウム血症など、特殊な状況以外はルーチンでの投与は不要です。
ダブルセクエンシャルデフィブリレーション(DSD)
パッドを2箇所に貼って通電するという方法ですね。RCTで有効なんじゃないかという報告がありました。
日本のJRCでは限定的に検討してもいいという表現ですが、アメリカのAHAではあまり有効性は確立されていないという表現でした。あくまで例外的なオプションとして覚えておくといいかなと思います。
ECPR(心肺蘇生中のECMO導入)
難治性のVFの患者さんなど、CPRで反応しない場合にECMOを導入するという選択肢です。施設の環境が整っている場合は検討しましょうと書かれています。かなりアドバンスな内容ですね。
- 前胸部叩打は2025年から記載なしに
- カルシウム・メイロンはルーチンでは不要(特殊な状況を除く)
- DSDは例外的なオプション
- ECPRは施設の環境が整っていれば検討
特殊な状況での心停止
1:12:42~1:19:50
特殊な原因での心停止についても触れておきましょう。
低体温
低体温の患者さんでは心毒性があるので、アドレナリンは心部体温が30度を超えるまで投与しないというのがポイントです。除細動も1回やってみてダメだった場合は30度以上になるまで中断します。
妊婦(20週以降)
妊婦の心停止では3つのポイントがあります:
- 子宮を左方に移動させる:下大静脈の圧迫を解除するため
- 蘇生的帝王切開:4分以内に開始を検討。母体救命のための介入
- ルートは横隔膜上で確保:下大静脈の圧迫の影響を考慮
溺水
溺水の患者さんは呼吸原性(低酸素)が原因なので、人工呼吸を重視しましょう。
- 体を拭いてからパッドを貼る
- 水中でのAED使用はNG(通電します)
- ショック適応になることは少ない(呼吸原性のため)
- 低体温:アドレナリンは30度以上になるまで投与しない
- 妊婦:子宮を左方移動、蘇生的帝王切開を4分以内に検討
- 溺水:人工呼吸を重視、ショック適応は少ない
チームで動くということ
1:19:50~1:23:32
最後に強調したいのは、チームで動くということです。どれだけ知識をインプットしても、一人じゃ心肺蘇生はできないんですよ。
役割分担
ACLSをするとなると、結構たくさんの役割が必要です:
- 気道呼吸の管理
- 除細動
- コマンダー(リーダー)
- 原因検索(採血、エコーなど)
- 記録
- 薬剤・点滴
- 胸骨圧迫
誰が何の役割をするかをはっきりさせる。そしてコマンダーに情報を集める。これが大事ですね。
クローズドループコミュニケーション
「アドレナリン1mgを投与してください」とコマンダーが言ったら、薬剤担当の人が「アドレナリン1mgを投与します」と復唱する。投与量や単位を変えて復唱することで、内容に齟齬がないかを確認し合うわけです。
ガイドラインやエビデンスに頭でっかちになると、こういったところができなくなることがある。各職種でどれだけチームとしてできるかというのは、すごく大事なポイントだと思います。
- 一人では心肺蘇生はできない、チームで動くことが大事
- 役割分担を明確にし、コマンダーに情報を集める
- 復唱し合ってコミュニケーションエラーを防ぐ
まとめ
1:23:32~1:38:37
今日のセミナーでは、心肺蘇生法のガイドライン改定2025について、変わったことと変わらない大事なことを解説しました。
重要なポイントを振り返りましょう。
- 心停止の判断:迷ったら胸骨圧迫を始める。「異常な呼吸」という表現に変更
- BLSの基本は変わらない:強く(約5cm)、早く(100~120回/分)、絶え間なく
- AEDのパッドは心臓を挟み込むように貼る。3回ショックしても再開しなければベクトルチェンジを検討
- 心停止時の心電図波形は4種類。VFとパルスレスVTはショック適応
- アドレナリンの早期投与がより明確に。PEA・エーシストールは診断時点で投与
- ルート確保:末梢2回でダメなら骨髄路へ
- カルシウム・メイロンはルーチンでは不要
- チームで動く:役割分担とクローズドループコミュニケーション
今回のセミナーを聞いて皆さん感じたと思うんですけど、意外と変わってないんですよ。基本のところは大きく変わっていない。だからやっぱり大事なことは大事なんです。
このセミナーの知識を、明日からの臨床に活かしていきましょう!
動画で難しかったところ、質問はオープンチャットへ!
今回のセミナー内容で難しかった部分や、もっと詳しく知りたいことはありませんでしたか?
わからないことがあれば、お気軽にマシュマロやオープンチャットで質問してください!
心肺蘇生の実践的なポイントや、各施設での対応の違いなど、一緒に学んでいきましょう。
📹 12月のテーマは「院内急変」
12月のQラボでは「院内急変を見抜こう」をテーマに、心停止する前に患者さんを救うためのABCDアプローチを学んでいきます。
今回の心肺蘇生の内容をさらに深掘りしていきますので、ぜひご参加ください!





