学習

もう困らない鼻出血

70歳男性の鼻出血の症例を通じて、医師向けに止血困難な鼻出血の初期対応や診断基準を解説します。

特に、気道評価、出血点の確認、適切な押圧技法やガーゼパッキングの実施について詳述し、緊急時のコンサルトの要点もカバーします。

鼻出血への苦手意識、克服しませんか?

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アンター株式会社COOの西山様含め、

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以下、スライドの文章まとめです。URL等参考にしていただれば幸いです◎

70歳男性の鼻出血の症例

#1.

#2.

分野:耳鼻咽喉科 70 歳男性が,朝起きて運動していると鼻から出血した。 鼻を押さえても止まらないため,病院を受診した。 患者のバイタルサインは安定しており,会話も可能で明らかな気道の異常はみられなかった。 鼻の圧迫やガーゼを鼻腔内に詰めることで止血を試みたが 来院後も出血が持続した。 患者は気分不良を訴えはじめたため,困って耳鼻咽喉科に コンサルトすることに。

後方鼻出血の診断と治療

#3.

分野:耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科医に鼻鏡で診察してもらうと,前方からの出血は確認できず 後方からの出血の可能性が高いと判断された。 ガーゼパッキングや電気焼灼施行後も止血は得られなかったため 緊急動脈塞栓術の方針となった。改めて病歴を聞くと,当院循環器内科で 発作性心房細動に対してワルファリンを内服している方で 最近も内服量調整をしているとのことだった。 診断は止血困難な後方からの鼻出血であった…!

#4.

見逃してはならない 鼻出血とは? イラスト 演者作成 イラスト 演者作成 イラスト 演者作成 イラスト 演者作成 イラスト:演者作成

#5.

一晩待てない 鼻出血を見抜くポイント ● 初期対応:まずは気道評価 上気道閉塞を起こしうる 気道が確保されているかを最優先で確認 誤嚥を防ぐために座位で診察 膿盆を持って頭をやや前屈させる 出血性ショックや迷走神経反射で血圧が低下している場合 側臥位に ショックを疑う循環不全 輸液を開始しつつ救急科へコンサルト ● 出血点の確認 鼻鏡などを用いて、Kiesselbach部位をまず確認 Kiesselbach部位に明確な出血点や血餅があれば、圧迫止血や ガーゼパッキングなどで止血

鼻出血の初期対応と止血法

#6.

まずは用手圧迫してみよう イラスト 演者作成 イラスト 演者作成 イラスト 演者作成 イラスト 演者作成 イラスト:演者作成

#7.

だめなら、ガーゼを詰めてみよう ガーゼ挿入の手順 患側の鼻にガーゼを数枚挿入 用手圧迫を併用して約10分経過後に   取り出して止血を確認 多くの場合、「ボスキシガーゼ」を使用 (アドレナリン〈ボスミン®外用液0.1%〉+リドカイン〈キシロカイン®液4%〉) トラネキサム酸の使用 トラネキサム酸(500mg/5mL)を浸透させたガーゼパッキングの有効性を比較した研究報告<sup>2,3)</sup>では、10分以内の止血率向上や  早期帰宅率上昇を示唆するものもある 一方で、鼻前方のパッキングの必要性を有意に減らさなかったとの報告もあり、結論は一定していない 自施設で使用しやすい薬剤を選択して構わないが、用手圧迫の要点(しっかり圧迫し続ける時間など)は必ず徹底する

凝固異常の評価とコンサルト

#8.

止まらない場合…コンサルトの要点 ● 凝固異常の検索 耳鼻咽喉科が到着するまでに、非専門医でも評価できる項目 ▶凝固能・基礎疾患の有無、抗血栓薬の内服歴を確認 必要に応じて血液検査や病歴聴取を行い、輸血や中和剤の投与が 必要か検討

 

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