胸痛の患者さんが10分後に救急搬送される…!何を準備すればいいんだろう?
病棟の患者さんがショックになった!何から手をつけたらいいんだっけ…?
これらは日々ICUで後輩や同僚の看護師さんと仕事をする中で感じる悩みや疑問点です。
本書は、いつも私自身がお世話になっているイラストレーターの角野ふち様が担当された書籍であり、同じ地域で救急診療に従事する著者の先生からご贈呈いただきました。
本書を読むことで
今後急患が運ばれてきた際にも、自信を持って対応することができます!
今回、救急対応に自信が持てないすべての看護師の皆さんにおすすめする一冊として自分が自信をもっておすすめするのがこちらです👇
これからご覧いただく医学書レビューは、
これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み、
その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている
ある救急科専攻医のレビューです。
医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、
是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!
1.本書のターゲット層と読了時間
【ターゲット層】
救急診療や急患対応に自信が持てない新人看護師・中堅看護師・ベテラン看護師
【推定読了期間】
2-3時間程度
です。
2.本書の特徴
本書は、著者である松尾 直樹先生が執筆された、
【本書の特徴】
●救急看護・急変対応場面における緊急処置や検査で必要な準備を、チェックリスト化している
●準備の根拠となる理論的な知識を解説
が特徴の一冊です。
本書を読むことで学べる項目は、特徴的なものをピックアップするとこのようになります👇
【本書で学べること】
●背景知識を理解した上での、救急看護・急変対応場面における緊急処置や検査で必要な準備
●“物, 場, 人” の “準備” について
●様々な症例における準備物品のチェックリスト
これらは研修医の先生方にとっては今後どのような診療科に進んでも学んでおくべき大切な事項であると思います。
3.個人的総評
【評価】
- 必要性:
- 本の薄さ:
- わかりやすさ:
- 面白さ:
- 継続使用度:
- オススメ度:
- ※Amazon評価:
本書の特徴はなんと言っても、
背景知識を理解した上での、救急看護・急変対応場面における緊急処置や検査で必要な準備を、チェックリスト化していることです。
そのチェックリストは、新人、中堅、ベテランと、基本から一歩進んだ応用の準備までがステップごとに分かるようになっています。
そのため、チェックリストを覚えておけば、症例に出会った際にすぐに何をすれば良いかがわかるようになります。
また、本書を読むことで「なぜその準備が必要なのか」を併せて解説を読むことで根拠を持った処置をできるのではないでしょうか。
もちろん最新のガイドラインや文献を基に作成されているので、その物品を準備する根拠を勉強することができます。
一方で、本書の少し気になった点としては
あくまで急変対応の際のレシピとして、準備は思考回路をミニマムにまとめたものであるため、より腰を据えて病態、生理なども深く学びたい場合はまた別の書籍が追加で必要になる
ということが挙げられます。
これらはあくまで個人的な印象ではありますが、この点については少しだけ配慮した上で一度手にとっていただければと思いました。
これらは本書の個人的な評価であり、しかも何様だよと言われてしまうことは重々承知ではありますが、自分は
本書は
救急対応に自信が持てないすべての看護師にとって必須の一冊である!
と感じました。
4.おすすめの使い方・読み進め方
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
●これまで悩んだ診療を思い出しながらまず通読!
●自分の年次、経験を意識しながらチェックリストでイメトレ!
●その後は経験した症例の前後で読み直して復習!
個人的におすすめの使い方をご紹介します。
筆者個人の意見としては、まずは通読してみることがおすすめです。
本書は、急変対応の準備を理解するための入門書として読むことができます。
そこまで分量も多くなく、一度全体像をつかむためにさらっと通読することは可能であるため、時間があるときにさらっとどこに何が書いてあるかをイメージしておくと良いと感じました。
その上で自分自身のレベルに合わせて、例えば自分が中堅の看護師であれば、中堅の看護師で達成すべき目標を意識しながら、自分だったらどのように現場で行動するかを能動的に考えながら読み進めると、より深い学びが得られると思いました。
臨床の現場でそれぞれの証拠に出会った際に、予習と復習にこのチェックリストをさっと確認することで、より深い学びを得ることができると思います。
その後は実際の症例を通じてインプットとアウトプットをたくさん経験していきましょう。
自分の実践につなげていくことで、自分の経験へと落とし込んでしまうことが大切です。
5.まとめ
【本書のまとめ】
救急対応に自信が持てないすべての看護師にとって必須の一冊である!
まとめると、本書は急患対応の看護方法について、わかりやすく学ぶことができる本当におすすめの一冊です。
この一冊を通じて学ぶことで、
今後急患が運ばれてきた際にも、自信を持って対応することができます!
今後の学びや業務をより良いものにしたい方には是非手にとっていただきたい一冊です◎
以下に要点や基本事項をまとめましたので、
購入する際には是非参考にしていただければ幸いです👇
著者:松尾 直樹
出版社:日総研出版
発行年月日:2022/4/28
【ターゲット層】
救急診療や急患対応に自信が持てない新人看護師・中堅看護師・ベテラン看護師
【推定読了期間】
3時間程度
【本書の特徴】
●救急看護・急変対応場面における緊急処置や検査で必要な準備を、チェックリスト化している
●準備の根拠となる理論的な知識を解説
【本書で学べること】
●背景知識を理解した上での、救急看護・急変対応場面における緊急処置や検査で必要な準備
●“物, 場, 人” の “準備” について
●様々な症例における準備物品のチェックリスト
【評価】
- 必要性:
- 本の薄さ:
- わかりやすさ:
- 面白さ:
- 継続使用度:
- オススメ度:
- ※Amazon評価:
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
●これまで悩んだ診療を思い出しながらまず通読!
●自分の年次、経験を意識しながらチェックリストでイメトレ!
●その後は経験した症例の前後で読み直して復習!
【本書のまとめ】
救急対応に自信が持てないすべての看護師にとって必須の一冊である!
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