COX2でNSAIDs潰瘍予防って必要?必要なシチュエーションは? ミロガバリンって実際どうなの? トラマドールのリアルな使い方は?…?
これらは、最近私自身が整形外科として働いている中で、「少し気になるけど勉強し直せていない」という疑問の数々です。
整形外科での日々の業務中に感じていたこれらの疑問を、ある本を通して解消することができました。
その本の名前は「薬メモ! 臨床ギモンの解決ノート」。
そして、この本を手に取ったきっかけは、私が大ファンであるイラストレーターの角野ふちさんからのご贈呈でした。
本書を読むことで、
仕事で本当に役立つ薬の情報を、気軽に・楽しく身につけることができます。
楽しんで薬剤を学んでみたい、そんな薬剤師、看護師、学生の皆さんにおすすめです。
今回、臨床における薬剤の取り扱いを楽しく学びたいときに読むべき一冊として自分が自信をもっておすすめするのがこちらです👇
これからご覧いただく医学書レビューは、
これまで研修医時代に100冊以上の医学書を読み、
その中でもオススメの医学書のレビューを月5冊以上書いている
ある救急科専攻医のレビューです。
医学生や研修医、各分野の初学者の気持ちが痛いほどわかるので、
是非この一冊を手に取ってみたいと思っていただけるようなレビューを心がけています!
1.本書のターゲット層と読了時間
【ターゲット層】
仕事で本当に役立つ薬の情報を、気軽に・楽しく身につけたい薬剤師、看護師、学生
【推定読了期間】
7-8時間程度
2.本書の特徴
本書は、大田 和季先生が執筆された、
【本書の特徴】
●初学者向けに、非常にわかりやすい文体で薬の使用を解説されている
●コミカルなストーリーと楽しいイラストが豊富である
が特徴の一冊です。
本書を読むことで学べる項目は特徴的なものをピックアップすると、このようになります👇
【本書で学べること】
●医療現場の日常で遭遇する薬の疑問とその解決
●薬学以外でも役に立つコラム
これらは、楽しく学びたい薬剤師、看護師、学生のみなさんにとっては、薬を学ぶ際の第一歩になる大切な事項だと思います。
3.個人的総評
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
本書の特徴はなんと言っても、医療現場の日常で遭遇する薬の疑問をコミカルなストーリーとともに解説してくれる点です。
個性的なキャラクターたちの世界を描くのは、どこでもみれるやさしい解剖生理学のWebサイト「からだずかん」で人気のイラストレーター・角野ふちさん。
角野ふちさんのキャラクターたちが、わかりやすく丁寧に薬の疑問を解決してくれます。
ページ数も多すぎる事なく完結にまとまっているので、苦痛を感じることなく通読することができます◎
何より、本書の解説は初学者にも理解しやすいようわかりやすく丁寧に書いてくださっているので、途中で挫折してしまうことも少ないと思います。
みやすいイラスト、豊富な図表を使ってくださっているのでスイスイ読み進められます。
加えて、本書では薬学以外にも臨床現場にて役にたつコラムが散りばめられています。
特に、シリンジのエアー抜きを始めとした、目から鱗の内容でばかりした。
仕事で本当に役立つ薬の情報を、気軽に・楽しく身につけたい方、特に薬剤師や看護師、学生の皆さんには、この本が本当におすすめです。
本書は現場のギモンから生まれた、最高に取っつきやすい実践書であると言えます!
最後に、僕自身のオススメ度が高いのは総評を見ていただければわかるとは思いますが、何よりアマゾンの評価の高さが本書の素晴らしさを物語っていますよね…!
これらは本書の個人的な評価であり、しかも何様だよと言われてしまうことは重々承知ではありますが、自分は
本書は臨床における薬剤の取り扱いを楽しく学びたいときに読むべき一冊
と感じました。
4.おすすめの使い方・読み進め方
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
●これまで悩んだ疑問を思い出しながらまず通読!
●時間がない方は、興味のある分野を目次を通じてつまみ食い感覚で読んで見る
●目次を参考にさらっと通読して、どこに何が書いてあるかざっくり把握(付箋を貼るのも良いでしょう)
●その後は経験した症例の前後で読み直して復習!
著者個人の意見としては、この本を読むことで、自分が潜在的に抱いていた疑問がどんどん解消され、臨床業務がより楽しくなると感じました。
そのため時間がある方は、まずは通読をお勧めします!
本書は全体を通して読みやすく、楽しみながら通読ができることと思います。
その際は是非、自分自身が過去に感じていた疑問や悩みを思い出しながら読んでみて下さいね。
内容がより深く理解でき、さらには定着もしやすくなるかと思います。
一方で時間が限られている方や、特定のテーマに興味がある方は、目次を参考にしてその部分だけを読むのも良い方法だと思います。
つまみ食い感覚で読むことで、自分の関心に合わせて効率的に情報を得ることができます。
その他、全体の流れを掴むために、目次を見ながらざっくりと内容を把握するのもおすすめ。特に重要な部分や後で読み返したい部分には、付箋を貼っておくと後で探しやすくなります。
特に、自分の専門分野以外の薬剤の疑問についても学ぶことで、今後の診療に役立つことが多いと実感しています。
その後は何度も繰り返して読むことで、自分の知識として定着させることができるのでは無いでしょうか。
5.まとめ
【本書のまとめ】
本書は臨床における薬剤の取り扱いを楽しく学びたいときに最適な一冊である!
まとめると、本書は薬剤について、わかりやすく、かつ楽しく学ぶことができる初学者の方には本当におすすめの一冊です。
この一冊を通じて学ぶことで、
仕事で本当に役立つ薬の情報を、気軽に・楽しく身につけることができます。
今後の学びや業務をより良いものにしたい方には是非手にとっていただきたい一冊です◎
以下に要点や基本事項をまとめましたので、
購入する際には是非参考にしていただければ幸いです👇
【基本情報】
タイトル:薬メモ! 臨床ギモンの解決ノート
著者:大田 和季/編著
出版社:じほう
発行年月日:2023年7月
ターゲット層は、
医学生から後期研修医・看護師・薬剤師
推定読了期間は
7-8時間程度
【本書の特徴】
●初学者向けに、非常にわかりやすい文体で薬の使用を解説されている
●コミカルなストーリーと楽しいイラストが豊富である
【本書で学べること】
●医療現場の日常で遭遇する薬の疑問とその解決
●薬学以外でも役に立つコラム
【評価】
必要性:
本の薄さ:
わかりやすさ:
面白さ:
継続使用度:
オススメ度:
※Amazon評価:
【本書のおすすめの読み方・活用方法】
●これまで悩んだ診療を思い出しながらまず通読!
●興味のある分野を目次を通じてつまみ食い感覚で読んで見る
●目次を参考にさらっと通読して、どこに何が書いてあるかざっくり把握(付箋を貼るのも良いでしょう)
●その後は経験した症例の前後で読み直して復習!
【本書のまとめ】
本書は臨床における薬剤の取り扱いを楽しく学びたいときに最適な一冊である!
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