前回学んだように、心房細動の波形を読む時のキーワードは、
RR不整、narrow QRS、f波(細動波)の3つですね。
心房細動の基本について学びたい方はこちら👇
目の前の患者さんの心電図波形が心房細動なのか評価するためには、
上室性頻拍の鑑別を進めていかなければなりません。
鑑別診断はたくさんあって大変そうですね…
現実的には頻脈性の不整脈を見た時は、QRSがnarrowなのか、wideなのか
を確認して心電図の波形診断を進めていきます。
心房細動はnarrow QRSとなることが多いので、
narrow QRS 頻脈の鑑別に登場することが多いです。
ここでもまずは、リズム不整があるかどうかがポイントとなりますね。
しかし、変行伝導を伴う心房細動の鑑別は
wide QRSの頻脈として出現することもあります。
仮に、この図の表す右脚もしくは左脚にブロックなどの
変行伝導を伴う場合は、心室の心筋の興奮を示すQRS波は
遠回りして時間を要してしまうのですね。
これこそが変行伝導を伴う心房細動はwide QRSとなる理由です。
勘違いしやすいのですが、wide QRSを見た瞬間、
心室起源の不整脈を思い浮かべてしまいます。
ですが、変行伝導を伴う際は心房細動である可能性もあるのだと
念頭に置きながら鑑別を進めましょう。
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